幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

日本シリーズ。

・・・夢のようですね。ここ幕張で日本シリーズが行われるなんて。

今は、おまけに東京モーターショーと重なって、いつもとは違った賑わいです。

試合も、そのせいじゃあないでしょうが、濃霧コールド・・・。この時期、千葉は雨降りの後とかは多いですけど、海に近い幕張ではあんまりないですね。テレビ見ていてもテレビが壊れたと思った方も多いんではないでしょうか?それくらい7回裏の攻撃時にはマリンスタジアムが不思議な景色になりました。

テレビ中継見ながら思わずベランダから外を眺めて更にびっくり!こりゃあ野球どころじゃないわな、と思っていたら、やはり日本シリーズ初の「濃霧コールド」となってしまいました。

ゲームは直行-イガーの先発で始まりました。直行は良かったですね。今年交流戦の初戦のベイスターズ戦も良かったけど、それ以上に気迫があって良かった。最初は緊張してRedStarにフォアボール出しちゃいましたが、アニキに強い当たりをさせないところで今日の出来が分かりました。まあ、これは西岡の守備も○ですけど。

ほんと直行はプレーオフで蘇りました。交流戦のタイガース戦で、相手のコーチに「並みのピッチャー」と言われたお返しが充分出来たと思います。マリーンズの18番をなめていたんでしょうね、この発言は。

ゲームのポイントはやはり直行のインコース責めでしょう。あれだけきっちりインコースに決められれば、バッターは打てません。方々で「プレーオフの勢いと待っているほうはゲーム感がないから不利」なんていってる人が多いですが、それは最初から分かっていたことです。プロだったらそれに合わせて調整が出来るはずですよ!マリーンズは勢いがあるからプレーオフを勝ち抜いたのではなくて、勝ち抜いて勢いを作って来たんです。それをアドバンテージのように言う解説者が多い中、NHKで谷繁が「そんなことはゲームが始まって何回かすればプロだから同じです」と言ってくれたのにはホッとしました。

ホークスとのプレーオフでも「勝ち上がったほうが有利」なんて事あるごとに言う人が多くて、「じゃあ、それまでの疲労とか、エースを先に使ってしまう不利はどうなんだ!!」と思っていたので、谷繁の一言には「そうだろう、それがプロだろう」と、なんか安心してしまいました。

事実、タイガースの打線はそんなに振れてない印象はないです。直行のピッチングが勝ったというべきで、ゲーム感が云々ではないでしょう。特にシーツ、矢野は要注意だなあ、と思いました。特に矢野を打たせると厄介なので、2戦以降はマークしなければならないでしょう。セ・リーグで連打率が一番高いだけあって、気の抜けない打線ではありますが、今日は乳揉み片岡と鳥谷がブレーキになっていたので明日以降、打線の組み換えがあるでしょうね。

バッティングでは並みの調子のイガーをノックアウト、何だかこちらはプレーオフが始まってからすごい集中力です。松坂、西口、杉内、斉藤を打ち崩して来ているんですから、イガーでは彼の出来次第ではノックアウトもありかな、とは思っていました。でも出来すぎですね。子持ちパワーの今江は今日は大爆発、守備でもナイスプレーでした。明日私は会社のソフトボール大会でサードを守らなければならないので、参考にさせていただきます。(無理だっつうの!)特に西岡のプッシュバントのあとではバントのそぶりを見せておいて外角のストレートを流し打ちするあたりはさえまくってましたね。この辺はセ・リーグパ・リーグの野球の違いを見た感じがしました。

セ・リーグはセオリー重視であまり冒険のない堅いゲーム運びが多いですが、パ・リーグはそれを超えたゲーム展開のことが多く、相手の出方を読むのもかなり多くのパターンを想定しなくてはなりません。交流戦の結果が示すとおり、リーグの野球のレベル自体は、パの方が上だと感じた一瞬でした。

しかしこれで矢野も学習するでしょうから、次の今江の成長に期待です。

あとスンちゃん、左投手の時はあまり起用されませんでしたが今日はまた芸術的なホームランでした。本格派というか、力勝負で挑んでくるピッチャーには無類の強さを発揮しますね。(特にランナーいないときはめちゃめちゃ強いなあ)それでいて軟投派にはころっと三振してしまうところが彼の魅力ではあります。

明日は俊介-安藤の先発です。

予告先発、なんでセではやらないんですかね?先発ピッチャーが読まれたら勝てないくらいの力しかない投手なら、パでは通用しませんよ。でもきっちりボビーの提案を呑んでくれた岡田監督、立派です。

この勢いで明日も勝って、甲子園で胴上げしましょう!!