幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

気になる広告。

公共広告機構って、ご存知ですよね。営利目的ではない広告を作成してテレビなどのメディアで流してるところですが、ここの広告はテーマがストレートに表現出来るだけに、インパクトの異様なものが多いですね。

最近流れているものの中では、「メンバーが、足りない」っていうのと、「彼氏の元カノの元カレの元カノの元カレの・・・・・」を延々と連呼するのが、嫌でも耳についてしまいます。

でも、私にとって最もインパクトがあるのは、これです。流れるたびに思わず突っ込んでしまう。「そんなこと言われんと生きて行けん様なら、端から生きて行けんでえ!」(何故か関西系・・・)

人間って、生きていく環境が厳しいと、ストレスにどんどん強くなりますが、現在のような生ぬるい環境ではどんどん弱くなっている事の表れみたいなCMです。昔は兄弟も沢山居て、ろくすっぽ構って貰えなくても、それを勝ち取って行くことで自分の生きていく強さを見に付けていったように、思います。こんな、誰かに「あなたが、大切だ」なんて言われなきゃ生きて行けないなんて、弱すぎる。

そりゃあ分かりますよ、これ作っている人の言いたいことは。私だって「あなたが、大切だ」なんて言われた日にゃあ、嬉しくって木に登り過ぎて墜落しそうで。。。

これと対極にあるのが、ちょっと古いですが海援隊の「贈る言葉」(金八先生の主題歌ですね)にある「求めないで やさしさなんて 臆病者の 言い訳だから」というフレーズが、私は大好きです。やさしさが欲しい、思いやりが無い、なんて文句を言う前に自分から求めるのが、愛情の基本だと思うのです。人間、何もかも与えられるのを待っていたら、成長はありませんしとてもひ弱な精神になってしまう。何か困難にぶつかっても、それを自分ではなく別のものに責任転嫁してしまって、自分を守る習慣が、根付いてしまうと思うのです。それよりも言うべきことは言い、求めることは自ら求め、与えて欲しいことは自ら勝ち取る習慣を身に付けて欲しい。

なんて偉そうなこと言ってますが、自分の息子に実践することすら、立ち往生しています。

本日の幕小個人面談結果を妻から聞いて、反省しています。

人を育てるって、難しいです。