ここのところ、私の頭の中で、ずーっと喜屋武マリーさんが歌ってるんです。
沖縄の音楽というと、イメージとしては喜納昌吉系の民族音楽っぽいイメージが付きまといますけど、地元の若者には身近だったのは、米軍基地と若い兵士を相手にしたハードロックのほうではないでしょうか?
喜屋武マリーも、そういった米軍の若い兵士が聞きに来るライブハウスで鍛えられ、聴いていて緊張感がみなぎっているというか、おなかの底に落ちてくるサウンドです。もちろんマリーのパワフルなボーカルも魅力的ですが、メデューサの”横ノリ”ビートは東京や大阪や博多のバンドには無い、安心感にも似た心地よさを感じます。それは聴く側も演奏する側も真剣勝負で磨かれているからこそもたらされる感覚なのかも知れません。
”レパートリーはハードロック。客は来週ベトナムで死ぬかも知れない米兵。いい加減な演奏をすれば缶ビールが飛ぶ。こんな真剣勝負のライブ状況はそれ以前にも以降にも、日本のどこにもない。”
そういえば最近で言うとオレンジレンジとかいうバンドも、沖縄出身でしたね。でも彼らは、こういった歴史や真剣勝負の世界とは無縁の存在でしたね。結局のところ東京中心のコマーシャリズム・ミュージックに過ぎなかった訳で、盗作問題か何かで、表舞台からは消えているのではないでしょうか?
http://www.culture-archive.city.naha.okinawa.jp/top/main/show_dinfo3.php?keyvalue=50027000
↑このリンク、なんと那覇市が運営しています。
↑ネット上では画像付の紹介がヒットしませんでした。でも、もう何回聴いたか分からないくらい聴いています。
私も、このBurning Bloodしか持っていませんので他のアルバムも探しているのですが、中々見つかりません。丹念に中古のCDショップを当たっていく外なさそうです。