幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

プロ野球の将来・・・団野村さんのコラム。

日本人選手のメジャー行き代理人として著名な団野村さんのコラムが、日経NBオンラインで始まりました。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20060406/101054/

 これ読むと、プロ野球の将来に、不安を感じますね。今のプロ野球は、オーナーと選手の立場が不平等過ぎるように感じます。詳細は上記コラムをご覧いただきたいと思いますが、ナベツネの「たかが選手」発言は、こういった力の不均衡から生まれたのだと感じました。

オーナー連中もおかしいですが、選手会もおかしい。野球人気が低迷する中で、選手はただ野球やってりゃ良いっていう時代は終わりました。今はオーナーと対等に話をして、プロ野球をちゃんとしたビジネスにしていく為に、プレーする側の待遇を改善し、よりゲームを面白くする努力をする必要があります。そのためにも選手一人一人がきちんと権利を主張し、オーナー達の意見を一方的受けることにならないようにしなくてはなりません。

WBCは日本にとても良い結果となりましたが、リーグ戦が始まって、WBCに参加した選手には明暗がハッキリ出ています。当初選手会はWBC参加に消極的だったのは、リーグ戦への影響と、試合中の怪我でリーグ戦を欠場した場合の補償問題があったからと記憶しています。ホークスの川﨑選手の欠場は、WBCでのプレーが原因であるだけに、これでFA取得資格が伸び伸びになってしまうのは、矛盾を感じてしまいます。さらに欠場しないまでもWBCでの疲労が原因と思われる不調をリーグ戦に持ち込んだ選手もかなりの数で居ます。これらの問題を先送りにして、目先の分配金で誤魔化されたとすると、「おいおい、何やってんだよ。そんなことだからオーナー達になめられるんだよ。」と言いたくなります。

プロ野球選手の本分はゲームで“良いプレイ”をすることには間違いありません。しかし、良いプレイをするには環境の整備も必要です。これから野球の裾野を拡大し、プロ野球を息の長い娯楽として人気を保つ為にも、選手会の努力が望まれます。