Amazonで購入したのを、今日やっと読み終わりました。
ついでに、レビューを書き込みました。(以下、私のレビューコピー)
私の年代からすれば、腑に落ちる内容と語り口です。講演の内容を本にしたものなので、読み応えがある訳では無いですが、現在の“グローバル”的な効率優先の考え方に少しでも疑問のある方は、納得出来る内容ではないでしょうか。
レビューを見ると、肯定6割、否定4割と言ったところですが、否定派は皆若いですね。この本を頭から否定してしまうような教育を受けてきた世代が多数を占めるようになれば、まさに日本は終わりだな、と思います。
日頃感じる日本人のマナーの悪化、グローバル化の悪弊がそのままこの本への否定に繋がっているのでしょう。
真の国際人は、“国の基”を理解していることです。英語が話せることは何の価値もありません。地球規模でローカライズの大切さを訴え、損得勘定抜きで国際舞台に立つことの出来るのは日本人以外には居ない、そう国際的に評価されるような人材が出てくることを祈りたい。
もっと自国の文化に誇りを持ち、自国のリーダーシップを信じなさい。
新書という手軽さもあり、ベストセラーを続けているようですね。但し、Amazonの他のレビューを読んでも分かるとおり、若い世代にはこの本の内容の理解は難しいようです。その親の“団塊の世代”も怪しいですけどね。グローバル化や効率化、アメリカ偏重主義へのアンチテーゼです。
私にとっては、迷いを断ち切ってくれる良書となりました。