幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

村上ファンドの正体。

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/o/31/

日経BP社「SAFETY JAPAN」の森永卓郎さんのコラムで、村上ファンドのことを取り上げていました。

阪神の株を買い占めて、高く売り抜こうという魂胆でしょうが、相当焦っているようですね。ホリエモンもあんな状態ですから、世間的には相当アゲンストの風が吹きまくっている状態で、しかもファンドの出資者へのコミットした利益分配も必要でしょうから、900円台で売ったのでは割に合わないのでしょうが、事を長引かせると余計に立場は不利になるようです。

ファンドの連中なんて、所詮株を買った会社を良くしようとか、事業として成功させようなんて眠たい事は考えていませんので、役員を送り込もうとした時点で本性を現したと言えるのではないでしょうか?。

森永さんも、同様のことを指摘されており、さすがプロというか分かり易く書いていらっしゃいますね(笑)この際、実際に役員送り込んで、地道に経営されてみてはいかがでしょうか?阪神側もその位の気持ちで状況を見ることが出来ないと、村上ファンドの術中に嵌ってしまいますね。

それにしても、私の前職は散々人様に後ろ指を指される、泣く子も黙る金貸しですが、こいつら(村上ファンド)のやってることのほうがよっぽどエグイですよ。

金貸しは借りに来た人には、人となりを見て貸させていただきますが、借りている人をつぶしていいなんて、思う金貸しはいません。(居たとしたらそいつは偽者です)ちゃんと信頼できる人に貸して、きちっと返していただいて初めて利益になる商売ですから、経験と勘、そして良心が必要な仕事です。

それに引き換え、ファンドと称するこいつらは、株を買い占めた会社なんて興味ないんです。自分達に出資してくれた、考えようによっては村上ファンドなんかよりも遥かに悪党達の金を使って、マネーゲームで一時の利益が上がれば終わりです。残った会社が潰れようが事業がガタガタになろうが、阪神タイガースが無くなってしまおうが、“知ったことじゃあない”んです。目的はこの出資者という名の業突張りの欲望を満たすことだけで、その会社で生活の糧を得ている人たちには一切興味が無いのがこいつらの正体といったところですね。

ここは一つ、阪神も球団経営ははっきり言って我がマリーンズとタメを張れるくらいどうしようも無く“節操が無い”ですが、村上ファンドを苦しめることくらいはやってごらんなさいよ。ただじっと結論先送りすれば良いだけですから、出来るでしょう?