ソフトバンク王監督が手術、胃の腫瘍摘出
http://www.nikkansports.com/baseball/p-bb-tp0-20060706-56374.html
・・・ショック大きいです。
私が野球に初めて興味を持った小学生時代に、大ファンになった選手ですから。
昔のことですから、テレビも新聞も讀賣しか報道の無い時代、子供が必然的に興味を持つのは讀賣なんでしょうが、子供の頃からへそ曲がりの私の、当時かぶっていた野球帽が“太平洋クラブライオンズ”なんてくらい、チームとしての讀賣にはまったく興味ありませんでしたが、王さんは別格でした。
図書館に行くと偉人の本が置いてあるじゃないですか、学校なら。あの中に王さんのこと書いた本もあって、その中でバッティング練習をするのに糸で吊った紙を日本刀で切る練習とか、あまりの素振りの激しさに畳が擦り切れたとか、そんなこと書いてあるのを読んで、子供心に「あー、すごい努力の人なんだな」と至極単純に尊敬してしまったのです。実際あそこまでストイックに練習に打ち込む選手って、今でも殆ど居ないんじゃないでしょうか？
そんな王監督、ホークスの監督になっても、チームの強化だけではなく、大阪から九州へ移したフランチャイズで根付くまで、地道に盛り場へ自ら足を運んでホークスのファンを開拓したり、そんな努力をなさる方でした。ただでさえ過酷な監督の仕事、１２年も続けている上に、ＷＢＣからの疲労もあったのでしょう。
ご本人はもう今季限りで勇退し、若い人に道を譲っていく気持ちを固められているようですが、手術の成功と一日も早い回復を祈らずには居られません。
