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幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

話題が欲しいの?。

消費者金融

消費者金融:借り手に生保「厳しい取り立て可能」と元社員
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060930k0000m040153000c.html

喘息の発作がようやく治まって来たところで、ものすごく気分の悪くなる記事が目に入って来ました。

この記事の中で、“複数の元社員らが”証言したそうですが、そこに何らかの意図や恣意がなかったとは、言えないですよね?複数と書いてある通り、記事中には2名の元消費者金融社員のコメントが載っていますが、この方々、本当に元社員なのか怪しいものです。そもそも営業店の単なる一般社員では、こういった団体信用生命保険の仕組みなど、理解は出来ていないはずです。幹部社員層であれば、保険を頼った貸付など馬鹿げていて指導しませんし、二人目の証言のような「親族に相続」を懸念する借り手があった場合は、相談を受ける身とすれば当然の説明だと思うんですが。相談している側は、当然借りたい訳ですし、とは言っても相続があっては困るという場合に「うちはお申し込みと同時に保険に入ってますから、ご家族へ請求することはありませんよ」という説明を行っても、何等不思議は無いはずです。それを、この記事のようにまるで悪事を働いているかのような書き方って、“公器”としての自覚がありませんね。毎日新聞さん。

この記事の内容も、具体性に欠けていて、何か苦し紛れに書いている印象を受けます。次の“元社員”のコメントが、それを象徴しています。

そのうえで、元社員は「業界は表向きは『顧客のために赤字を承知で保険料を払っている』というが、利益を上げるために必要な保険だった。生保業界にとっても、大量に契約が取れるシステムはうまみがあった。保険が廃止になれば、安易な貸し方を変えざるを得なくなる」と話している。

「利益を上げる為には必要な保険だった」と、言いますが、会社の利益を気にするほどの幹部クラスの方なのでしょうか?私の居た会社でも、この保険には賛否両論ありまして「利益にならないから止めろ」という意見と「貸倒回収にはメリットがある」という意見の両方がありました。そこで内部で何度もシュミレーションを行いますがどうやっても支払う保険費用と受け取る保険金の額が割に合いません。赤字が生じるにしても、営業経費で吸収するには大きすぎる赤字です。結局私の居た会社では採用されたことはありません。毎日のこの“特集記事”のおかげで、大手各社は早速打ち切りを決めていますが、無理もない選択です。サービスでやっているのに、こんな書かれ方すれば続ける意味はありませんから。仮に、利益が上がる保険であれば、この程度の批判でこんなにも打ち切りを安易には決めない筈です。

それと、後段の「生保業界」云々の話に至っては、今回の保険による貸付とは何の関係も無いじゃないですか。保険が廃止になるから安易な貸付を変えざる得なくなるって言いますが、“安易な”貸付が消費者金融の本質ですよ。やれ年収の証明が必要だ、住民票を取って来い、保証人が必要・・・なんて言わないのが消費者金融です。そういう形態を取っている限り、「安易な貸付」といわれても、「じゃあ、どこからどこまでが安易で、何をすれば安易じゃなくなるの?」と反対に尋ねて見たいですね。

毎日は、何かこの件で“すっぱ抜き”の記事でも欲しいんでしょうか?「そうだそうだ」と世論の同調が欲しいんでしょうか?それとも大手各社が保険契約の打ち切りを発表したことで慌てているんでしょうか?

忘れないで頂きたいのは、この保険が打ち切られて困るのは、何の相続財産もない、利用者の家族の方々だと言うことです。こんな無責任な特集を、毎日新聞が組んだおかげで、何人が相続を受けて苦しむことになるんでしょうね。阿漕なブンヤさんですこと。そういったこともちゃんとフォローして、取材して欲しいものです。それくらいの責任はありますよ、毎日さん。

それでも「貸す方が悪い」とおっしゃいますか?消費者金融の借金は相続対象から外して、本人以外には請求しちゃいけないって、法律を変更するおつもりですか?そこまで考えなきゃ、こんな無責任な記事は書かないほうが良いと思うんですけど。