幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

第二ステージ。

パリーグプレーオフ、ホークスが制しました。

私は第一戦の松坂と斉藤の投げ合いは見たかったのでテレビ観戦しましたが、それ以外はどうもその気にならなくて、見ていませんでした。今日のゲームも8回からですね、見たのは。既にホークスが追加点を入れていてゲームの大勢を決した後でした。

ライオンズは松坂で先勝しましたが、スコアは1-0と、相手が斉藤とは言え思うようなゲーム展開ではなかったように見えました。カブレラも全盛期のような迫力がなく、和田も上手さはあっても怖さは無いので、ライオンズのチーム力も今は端境期と言った感じですね。

方やホークスは、小久保が抜け、井口が抜け、城島が抜け・・・でもこんな位置にちゃんと付けてくるんですから、チームの根幹というか、ホークスの組織全体が強化されているんでしょうね。クリンアップとキャッチャーがチームを去っても、ちゃんと優勝争いに加わるんですから凄いとしか言いようがありません。どこかの去年の騒ぎで勘違いしたチームとは大違いですよね。やはりこのホークスに追いつくには、フロントも含めたスタッフ全員が、ファンサービスの本質を理解し、より良いプレー(=勝利に繋がるプレー)をグラウンドで見せる為に集中する、と言った事が自然に出来るようにならないと、難しいんでしょうね。

そんなことは横に置いといて、第一ステージでは松中がプレーオフで初めてホームランを打ちました。去年一昨年とプレーオフ敗退の戦犯のように言われて、辛いものがあったと思います。松中と言う選手は真面目過ぎるんでしょうね。全部を自分で背負い込むだけでなく、自分のスタイルを絶対に変えない、“美学”を貫くタイプですから、カウントごとに狙い球を絞るとか、ピッチャーに合わせて攻め方を考えるとかはしません。とにかくどんな状況で何を投げられても対応出来ることを理想にしているのでしょう。もうちょっと気楽に、博打打つように狙い球決めて思い切り振るくらいの“いい加減さ”があれば、この人はこんなに苦労しないだろうな、と思う反面、このストイックなまでに自分のスタイルを貫くことが、この人の魅力ですから仕方が無いのかも知れません。私はこの松中という選手は個人的には好きなので、マリーンズのゲームで打たれても納得しちゃうんです。本当は松中をいつも力で押さえ込むぐらいのピッチャーが、マリーンズから出てきて欲しいんですけどね。

ライオンズの敗因は、今回は監督の采配でしょう。この両チーム、どちらかが頭一つ出て居るほどに差は無いですから。投手は斉藤・松坂以外はそんなに安定していないし、リリーフから押さえもも駒は揃っていますが磐石とは言えません。今日も継投のタイミングと起用する人が適切じゃなかったと思います。西口の交代時は仕方ないとして、昨日石井貴を使うくらいなら、今日でしょう。ピッチャーだって人間ですから、モチベーションが上がる使い方をしないと、いい結果は出ないよ、という見本のような第一ステージになったような気がします。

これでファイターズはホークスと戦う訳ですが、ファイターズとしてはライオンズよりホークスのほうが嬉しいでしょう。対戦成績も勝ち越していますし、敵地ヤフードームでも勝ち越しています。斉藤もファイターズ戦はあまり相性良く無いようですので、杉内、新垣、神内を中心に先発を組んでくるでしょうね。

今回は1位のアドバンテージで1勝が先に与えられていますが、その分本拠地で出来るゲーム数が減りますので、先に一つでも負けちゃうと相手の本拠地ですから、そのあたりは辛そうですね。

今年のプレーオフルール。

http://sports.yahoo.co.jp/extra/npb_2006/c_01.html

11日から始まります。悲しいかな、気楽に見られるので純粋に野球を楽しもうと思います。途中泊りがけの出張が入りそうで見られなくなりそうなのが残念ですけど。