冒頭からオヤジギャグ、大変失礼をお許しください。
森のクマさん、じゃなくて森からクマさんが人里に下りてくることが珍しくなくなって来ました。気のせいかと思っていたら、最近のものだけ抜き出してみても、こんなにニュースになっているんですね。
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/bear/story/17kyodo2006101701000188/
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/bear/story/15kyodo2006101501000232/
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/bear/story/14kyodo2006101401000485/
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/bear/story/19kyodo2006091901000511/
でも、クマが人里に出てきているのは、最近は単にクマのえさの問題だけではないみたいです。
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/bear/story/photo02mainichiF20061017k0000e040049000c/
クマも、狩猟者が老いていることから人間の危険性を学ぶ機会が減っていて、クマは人里に近づかないという原則が崩されているようです。そう言えばニュースでも、平気で人家に入ったりしていますから。人間から見れば、クマは怖いですけど、クマから見たって人間は危険です。何しろ剥製にされたり毛皮剥がれたりする訳ですから。そういう危険な人間の居るところへ平気で出てくるのは、クマの世界にも、何か異変が起きているのでは無いでしょうか?
クマに限らず、森林そのものの生態系全体が、微妙に狂って来ているように、この記事では指摘していますね。森林の管理も林業従事者が高齢化で充分に森林の管理に手が行き届かなかったり、あるいは林業そのものに見切りをつけてしまって居るなどしてクマ以外のシカやイノシシなどの食害も、農業では深刻化しているようです。森林の管理が出来ないと、シカやイノシシなどの餌となる下草が充分に育たずに、餌の需給関係が崩れていることが、農産物への食害の遠因と考えられているようですね。
行政も、くだらない箱物にお金をかけるより、こういった自然の生態系の維持研究に、もっと予算を使えないんでしょうか?このままでは森も、動物も、果ては人間もダメになってしまいそうな気がします。