幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

公務員。

君が代伴奏拒否:教諭の敗訴が確定 最高裁判決

http://www.mainichi-http://megalodon.jp/?url=http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070228k0000m040012000c.html&date=20070228215638ウェブ魚拓のキャッシュ)

私自身の感覚としては、極めて妥当な判決が出たと思うのですが、どうもメディアは否定したがっているようです。冒頭の引用記事でも、毎日新聞はわざわざ反対意見を述べた裁判官氏名と、その意見まで記事中に引用しています。

君が代の伴奏や国旗日の丸の掲揚という行為を、思想信条と違うということで強行に否定される方がいらっしゃいます。でも、日本という国家に生まれ生活する以上は、他国の権利を侵害しない限り自国の文化を敬い誇りを持つことに、何の罪があるのでしょう?自国をも愛せない人間が、他国の尊厳を尊重出来るのでしょうか?

君が代の伴奏問題や、日の丸の掲揚になると、すぐに“軍国主義だ”“思想統制だ”などと言い出す輩が多いのは、何故なんでしょう?

日本の第二次世界大戦への過程も、史実を具体的に検証して見れば、残念ながら不可避の部分もあります。産業革命というか、近代化が遅れてやってきた日本が、市場を国外へ求める動き(属国を求めて国外へ出たこと)をすることは、歴史上日本だけ特別に悪いことをしたという訳ではありません。

侵略戦争という名目にしたがる向きもありますが、中国と韓国以外のアジア圏の方からは、「日本が白人支配から開放してくれた」という感謝の声も聞かれることすらあり、一概に“侵略戦争”と決め付けることは出来ないのではないでしょうか。(参考:ウィキペディア大東亜共栄圏」)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9D%B1%E4%BA%9C%E5%85%B1%E6%A0%84%E5%9C%8F

公務員である小学校教員という立場で、本人の思想信条の自由を貫くことが、無垢な子供たちの思想信条の自由を侵していることに、この女性教諭は気づかないのでしょうか?「自身の歴史観や世界観に由来する社会生活上の信念」で、ご自分が君が代を否定なさるのは勝手です。しかしその考えを、教諭である立場を利用して児童に強要することは、それこそ“思想信条の自由”を阻害することに他なりません。

公務員は「公に務める員(ひと)」と書きます。この件をわざわざ最高裁まで持ち込まなくても、1・2審の判決で、すべてを表していると言えませんか?1・2審で既に、「公務員は全体の奉仕者で、思想・良心の自由も職務の公共性に由来する制約を受ける」・・・要するに、自分の思想などよりも公務員である以上は、公共の利益に資するべきという判決が出ているではないですか。


しかし、この件での毎日新聞の社説には呆れます。
http://megalodon.jp/?url=http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070228k0000m070142000c.html&date=20070228215747

「学校教育現場の視点からいえば、この判断を絶対的な物差しにすることには無理がある。ケースによって状況はさまざまだ。例えば今回、教諭は式前日から「伴奏はできない」と校長に答えていたが、ならばその裁量でもっと柔軟に対応し、解決する手立てはなかったのか。」などと言っています。

この社説を書いた人は、この判決を(君が代伴奏の)「お墨付き」にしてはいけないなどとタイトルに入れるほどですから、自分の主義主張が公の利益よりも優先される、と言わんばかりですね。
この女性教諭は、公務員であるならば、自分の主張よりも公の利益、したがってこの場合はピアノ伴奏を行うことを優先させるべきでしょう。そんなに君が代を弾きたくないのなら、教諭を辞めれば良いだけの話です。学校教育現場であるから、余計に「君が代反対」「国旗掲揚反対」などというバイアスのかかった思想信条などは持ち込むべきではないと考えます。

こんな偏った人間に、学校の先生はやって欲しくないですね。