幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

父親って。

<少年意識調査>父親の4分の1、平日の接触ほとんどない

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070303-00000090-mai-soci

内閣府発表の、昨年3月実施アンケート結果による記事です。

こういうアンケートって、どういう形で対象者を選ぶかは分かりませんが、サンプルになった方って、一応“標準的な日本人”なのでしょうか?

アンケートの内容がよく分からないのですけれど、「子育てに悩みがあるか」って質問なら有無を言わさず「ある」って答えます、私なら。第一、相手は自分の息子とは言え生身の人間です。すべてが親の考えるように行く訳ないじゃないですか。

中学生の親御さんで71%の方が何らかの悩みや心配を抱えていたそうですが、私はどっちかというと29%の悩みの無い方に質問したい気分です。本当に何の悩みも心配も無いのですか?と。

現実問題として今のサラリーマン社会では、子供とまともに接触する時間など、なかなか取れないって言うのが本当のところでしょう。東京まで1時間以上かけて通勤し、帰宅は早くて22時前後なんて生活していたら、まともに子供と顔を合わせる時間など、取れません。

第一生命のサラリーマン川柳「まだ寝てる 帰ってみたら もう寝てる」なんていうのがありましたけど、笑えません。

うちではとりあえず、朝食だけは一緒に食べるようにしています。そんな中で「昨日、学校でどんな授業やった?」とか「昨日は誰と遊んだ?」とか必ず聞くようにしています。

もう一つ習慣付けていることがあります。毎日、息子から、その日に学校であったことを、まとめて私に報告させるようにしています。うちの息子が話が好きな割にはだらだら話すだけでまとまらないので、その訓練ということもあって始めたのですが、学校であったことが私も把握出来、かつ息子と話す時間もきちっと取ることが出来るので、これはまあ、うまく行っているかな?と思っています。

時間が取れないと、朝食の時にまとめて「報告」となるときもありますが、基本的には息子が寝る前に私が帰宅し、そのときに「報告」してもらっていることが多いですね。

もうずっと“決まりごと”でやっていますから、息子は自分から私に寄って来て、その日あったことを毎日どこかで話をしてくれます。その時間は短いと10分程度なのですが、出張で不在にしない限りは必ず話をしているので、まあ良しとしましょう。

しかし、こういった問題になると子供に持たせる携帯電話や使わせるインターネットが必ず引き合いに出されます。うちでは携帯電話を持たせるつもりはありませんし、インターネットも親の監視下以外では絶対に使わせません。ゲーム機も一切家では禁止しています。子供の成長に、必須のものではないですからね。

ゲームやインターネット、携帯電話で親子のコミュニケーションが阻害されるのなら、そんなもの使わせる必要はないでしょう。携帯電話でもネット接続可能ですし、目に見えないだけに良からぬ付き合いが増えないとも限りません。「子供には子供の付き合いがある」などと主張される方もいらっしゃいますが、そんなこと重視するあまり、親が子供と話す時間が取れていなければ本末転倒です。何でも子供の好きにさせて、「物分りのいい親」を演ずることは、気持ちは良いですし自分もラクでしょうが、必ずしも子供のためにはならないでしょう。あくまで、自立するまでの子供の問題は、親が全責任を負うべきだと思うのです。きちっと一己の人間として成長するまでは、「親の目のしっかり届く範囲」をきちんと守らせることは、絶対に必要なことだと考えます。

子育ては手間がかかるのは当然です。逃げないで、真剣に向き合いましょう!子供が「自分の子供」である時間は、ほんの十数年なのですから。せっかく人の子の親になれたのですから、これを大切に、楽しまない手はないでしょう?