長野・トリノ「金」 障害者スキーの第一人者、井口深雪選手、引退決断
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070305-00000014-san-soci
長野・トリノの両五輪で、ノルディックスキー視覚障害の金メダリストだった井口(旧姓:小林)選手が、引退を決意されたそうです。
所属する日立システムスキー部のブログでも、このようにコメントされています。
http://www.skiblog.jp/archives/2007/02/post_114.html
井口選手は、「網膜色素変性症」という先天性の目の障害があるそうです。実は私の妻も同じ障害を持っており、この記事を読んで他人事とは思えませんでした。
網膜色素変性症は、こんな病気です。
http://www.cocokarada.jp/disease/detail/K4150026/index.html?vos=nkkdadww150000
人によって、色々な症状があるそうで、(失明までの)進行が早い人も居れば、遅い人もいます。
この病気になると、男性は30代後半ではほぼ失明するそうです。女性は多少視力が残るようで、人によっては60代になっても視力が残る場合があるそうです。
井口選手の「光が尽きる前に、かわいいわが子を1分1秒でも長く見て、胸に刻んでおきたい」気持ち、よく分かります。徐々に視野が、視界が失われて行く恐怖は、本人で無いと判らないでしょう。私は、傍で見守るしかありません。
本当に、早くお子さんに恵まれると良いですね。でも、出産の体への負担で、症状がかなり進行するそうですから(妻も2人目以降は医師から出産を止められています)、元気なお子さんを、目に影響の無い範囲で、産んで欲しいと心から思います。
それにしても、神様は不公平ですね。