幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

2007年開幕戦。

いよいよ2007年のパシフィックリーグ公式戦が始まりました!

注目の先発はM:清水直-F:ダルビッシュでした。ボビーは“エース”に拘って来ましたね。宏之は明日先発です。

M 4 - 4X F

(7回表2死降雨コールド) 

本塁打ズレータ1号満塁

http://www.nikkansports.com/baseball/professional/score/2007/pl2007032402.html(ニッカンスコア)

今季はネット中継がGyao!からYahoo!動画へ変わったそうで、23日に公式ページのリニューアルと共に発表になっていました。これで今季も何とか映像を見ることが出来ます。

http://streaming.yahoo.co.jp/promo/promo.html(Yahoo!動画サイト)

先発のナオは立ち上がり2三振を奪うなどまずまずの出来でしたけど、2回にセギノールの打球がシフトの逆を突いてヒットになってから、ちょっとおかしくなりました。

この回は開幕初スタメンの根元の動きが硬く、エラーでピンチが広がりますが、何とか切り抜けて「良かった」と思ったのも束の間・・・続く3回にひちょりの好走塁で失点したあと、今度はレフトのファンタジスタ、ベニーがやっちゃいました!どう見ても素人の草野球並みの守備で、レフトフライをポテンヒットにして2点目を許してしまいます。

6回には坪井の打球を判断悪くヒットにしてしまうなど、スコア上は出ませんが、ベニーの守備のまずさがナオの開幕勝利を奪ってしまいました。記録上は6回9安打4失点ですが、実際は6安打1失点くらいの内容でしょう。

外野にどう見ても守れない人を2人以上置くというのがボビーのデフォのようなので、私は今更、「守備が敗因」とは言いません。ただ3回裏のサブローの打球を好捕した坪井のプレーを見て、「やっぱ去年坪井採っとくべきだったよな」などと思った人は、私以外にもきっと居たはずです。

しかし、やっぱりズレータはモノが違います。

6回裏、粘った今江がヒットで出て、西岡改めTSUYOSHIのピッチャー返しをグラブで弾いてヒットにしたあたりから、ダルビッシュの疲れが見て取れました。しかしボールが浮いていながらも、球威で根元・ベニーを打ち取ります。根元は開幕初スタメンの緊張はあったのでしょうが、打つほうも守るほうも、今日は見るところがありませんでした。エラーもありましたし、打球への反応も悪く、2本ほど余計にヒットを与えてしまいました。2回などは根元のエラーをかばおうと必死で投げてたナオに同情したくらいです。

福浦は浮いたボールをしっかり見極め四球で満塁とすると、やっぱりフォアボールの後はダルビッシュもストライク欲しかったのでしょうね。ズレータへの初球はかなり甘かったです。それでも初球から打った瞬間にそれと分かるホームランというのは、ここ何年かマリーンズの選手では見たことが無かったので、見ていて何だか背筋が寒くなりましたよ。

ズレータのこの一発で、今日は開幕戦の敗戦を免れました。これくらいの破壊力があるならば、外野守備に目を瞑っても良いかも知れませんが、ベニーはもう今季はポジション確保は無理かも知れません。あれだけダルビッシュのボールが抜けて来てるのに、高めの変化球に詰まってライトフライですから。春先は調子が上がって来ていないことを差し引いても、この状況でヒットも打てないようでは、2失点も許してまで外野守備につかせる必要は無いでしょう。何より、本人がふがいなさを感じているでしょうね。

ともあれ、こんな試合を負けずに済んだのは、ズレータの破壊力のおかげですね。今季はこういう展開が増えそうです。