幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

ニセモノの塩。

日経ビジネスオンラインの、「中国・キタムラリポート」で取り上げていた内容ですが、中国は塩までニセモノが出回っているそうです。しかも、現在では“本物”を買うほうが難しいとか・・・。

中国で「ニセモノの塩」が氾濫

長期間摂取で中毒 懸念される健康被害に打つ手なし

http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20070322/121473/

 塩にまで偽物?と思われる方もいらっしゃるでしょう。ここで言うニセモノとは製塩工場の廃液からつくった不純な塩か、普通は工業用原料に使用する「亜硝酸塩」を言うそうです。

廃液から作られる不純な塩は、生産過程が不衛生なために重金属などの有毒な化学物質が含まれる可能性が高く、長期間にわたって口にしていると慢性中毒になってしまうでしょう。

亜硝酸塩に至っては、外見こそ食塩に近いですが中身は食用には程遠く、0.2~0.3グラム食べただけで中毒を起こし、3グラムで致死量になる毒物です。

この問題も、「外国のこと」と済まされないのは、中国が食塩の生産量の世界第2位(18%)を占めており、いつ輸出されてもおかしくない状況にあることでしょう。

私たちが家庭で使用する食塩であれば、日本製を選び使用することで避けることが出来るでしょうが、加工食品などの場合は、メーカーで何を使っているか分からない部分もあり、万一この中に亜硝酸塩などが混入していた場合には、それこそ人命に関わる事件に発展してしまうことでしょう。現実に中国ではお店でビーフンを食べた子供が相次いで亜硝酸塩中毒で病院に担ぎ込まれる事件が発生し、うち一人のお子さんが治療の甲斐なくなくなったそうです。

中国は、確かに大国であり、国力もあるのかも知れませんが、その実態は日本の常識が通じない分裂国家で、国家体制を維持するのも一苦労であることを忘れてはなりません。もちろん法治国家などではなく人治国家ですから不正や賄賂が蔓延り、民主化などとは程遠い実態です。現在の中国政府も、国家の体制維持のために外敵をつくり世論を誘導して、国内の民族間の対立を抑え目をそらすのに躍起で、このような偽塩の問題は、黙って見過ごすより他無いのでしょう。

中国の人すべてがこういった偽塩を売るような“人非人”であるとは思いません。しかし、真の国際人として世界と付き合うには、中国の現状をちゃんと知る必要があります。日本の大マスコミ連中は、日本人を卑下し中国・韓国・北朝鮮の賛美ばかりにご執心で、こういった“事実”の報道がまったくなされていません。あまっさえ朝日新聞などは、いわゆる“従軍慰安婦”に関するでっち上げ記事を、姉妹紙であるニューヨークポストにまで記事化させ、ご丁寧な「反日キャンペーン」まで張っていらっしゃいます。そこまで日本人を卑下して、何が面白いんでしょうね?

そんなことよりも、こういう“事実”をちゃんと報道して欲しいものです。中国人に「毒殺」される前に。