幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

こんなもの。

B 2 - 0 M ◇横浜◇観衆21,947人

M:●成瀬(6勝1敗)-荻野-川崎-小宮山
B:○三浦(3勝6敗)-那須野-木塚-川村-Sクルーン(12セーブ)
本塁打】吉村6号(横)

http://www.nikkansports.com/baseball/professional/score/2007/il2007060903.html

(ニッカンスコア)

大勝の後はこういう結果になってしまうものなのでしょうか?

今週は負けられない讀賣戦があったので本当はじっくり観戦したかったのですが、プライベートで忙しくちゃんと観戦出来ませんでした。そんな中、やっとマトモに観戦出来たと思ったらこんな展開になってしまいました。まあ、勝負事ですから仕方ないですね。

三浦は今季故障開けのあと、前回マリンで散々な出来でしたから、今回は気合が入ってましたね。それと前日にチームがあまりに無様な打たれ方をしたので、「とにかく点はやらないぞ」という意思が見て取れるピッチングでした。決め球である低目のフォークの連投で、6回途中で指がつったようで降板してしまいましたが、その根性には脱帽するしかないでしょう。執念とも思えるくらい、意識が低目へ行ってました。丁寧に行こうとした結果、フォアボールが6イニングで5つ、球数も101球でしたが結果的にゼロで抑え切ってしまいました。

昨日あれだけ打ちまくった打線も、横浜バッテリーの低め低めへの意識が実ったのでしょうね。散発の5安打で5番以降がノーヒットですから、これでは点が入りません。

今日マリーンズ投手陣がベイスターズに許したヒットは6本、そのうち2本がホームランの吉村でした。吉村は一人だけ成瀬にタイミングがあっていましたね。

吉村と成瀬の最初の対決です。サトは外のボールになるスライダーで入り、その後インハイをストレートで2球続け、簡単に2-1と追い込みます。その後、捨て玉で投げた高めのストレートが真ん中よりに入るボールに手が出てファールしてしまいますが、次の“決め球”にするはずだった外角低目へ逃げるスライダーにも体がちゃんとついていき、きっちりファールでこれも逃げました。

このファールで「こいつ、成瀬にタイミング合ってるな」と思ってちょっと嫌な感じがしました。次の外角のチェンジアップもキチンと見切っていたのでしょう。コースを見極め見送りボール、その次に成瀬が投じた、前のコースよりやや甘いチェンジアップを見事にライトへ打ち返します。

http://baseball.yahoo.co.jp/npb/live?id=2007060903&key=02_2_03(Yahoo!一球速報)

吉村の次の打席です。

成瀬は先頭の金城にツーベースを打たれ、初めてノーアウトでのランナーを背負いましたが、ツーアウトまでこぎ付けたところで吉村を迎えます。

ここで、サトは前の打席の吉村のイメージが強かったのでしょうね。外のチェンジアップで三振は取れないな、と感じたのでしょうか、強気にインコースのストレートを2球続け簡単に2-0と追い込みます。

ここからのサトの攻めですが、今年にしては珍しく「強気で単調に押すサト」でした。3球目、外角低めの真っ直ぐで様子を見たまでは良いのですが、この時に打ちに行っていた吉村の動きを見逃して欲しく無かったですね。

サトの次のチョイスはまたまた真っ直ぐ。本来はもっと厳しくインコースへ投げて詰まらせるつもりだったのでしょうが、ボールは無常にも真ん中よりに流れて、狭い横浜スタジアムのライトスタンドギリギリまで運ばれてしまいましたorz...

http://baseball.yahoo.co.jp/npb/live?id=2007060903&key=04_2_04(Yahoo!一球速報)

まあ、結果論ですがあの時ボールになるチェンジアップを外に一球見せておけば、たとえ決め球のストレートが多少甘くなっても、あそこまで踏み込まれることは無かったのかな?と、思います。でもあれだけ前の打席でチェンジアップについて行っていたので、サトの選択肢には無かったのでしょうが。

これで交流戦3敗目ですが、ようやくファイターズが負けた、と思ったらマリーンズもお付き合いしてしまいました。あっちはチームの連勝、こっちは成瀬の連勝が止まってしまいましたが長いシーズンです。気を取り直してナゴドで二つ取って来て欲しいですね。