幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

健康診断。

私の勤務先では、親会社の健保組合で実施している健康診断に、年一回受診することになっていますが、明日、順番が回って来てしまいます。

去年までは親会社の本社の近くの浜松町で実施していましたが、今回は海老名に異動した後ですので、どこでやるのかと思っていたら、海老名の事業所でした。健保が健診車を手配してくれて、会議室を潰して簡易健診会場にして実施することになりました。

健康診断というと、付き物なのが“胃部X線検査”いわゆるバリウム攻撃ですよね。会社の健保では35歳以上がこのバリウム検査の対象で、私などは余裕で対象に合致してしまいます。

この、バリウム検査ですが、人体に対して完全に無害、という訳ではないのですね。去年私の妻が、配偶者健診で出かけたときに、生まれて初めてこのバリウムの“洗礼”を受けたのですが、ちょっとした事故になりかけてしまいました。

妻は、網膜色素変性症で目が不自由なのですが、それ以外にもアトピー持ちで、体調に少しでも変調を来たすとすぐに両手がボロボロになってしまいます。洗剤や食べ物でもアレルギーがあるので、肌に触れるものにもある程度は気を使っています。

網膜色素変性症という病気は、発症原因が良くは分かっていないのですが、発症者にアトピーの人が多いそうです。妻にとっては、アトピーの治療が網膜色素変性症にも有効なのかも知れません。妻くらいの時に発症すると30代半ばでは視力を殆ど失う方が多いと言われる網膜色素変性症なのに、未だにある程度の視力と視野が残されているのは、アトピー治療で服用しているSODの効果が高いのかも知れないな、などと考えたりしています。

話を本題に戻しますが、バリウムの検査で一口飲んだ瞬間に、妻はかなりの違和感を覚えたようです。今考えると体の自衛本能なのでしょう。X線技師の方に「もっとたくさん飲んでください」と言われても、まったく飲めずに居ましたが、意を決してゴクン、と飲み干そうとした瞬間に、嘔吐して倒れてしまったそうです。

しばらくそのまま病院のベッドで休んでいたようですが、そのときは私も単に「バリウム初めてだから、不味くて飲みたくなかったんじゃないの?」などと妻をからかったりしました。でも、よくよく調べて見ると、本当にバリウムアレルギーというものは存在するそうで、特にアトピーの方は確率が高く要注意、だそうです。

http://www.its-kenpo.or.jp/kenshin/news01.html(関東ITソフトウエア健保のページ)

中には、バリウム検査の実効性の低さから、まったく行っていない医療機関もあるようです。

http://www.02.246.ne.jp/~clinictc/(塚原クリニック)

私自身はアトピーではないので、今まで何回も検査していますがなんともありません。でも平成17年10月の厚生労働省からの指導によると、バリウム使用に対しての注意喚起が医療機関に義務付けられているようです。今までのように簡単に注射打ってゴクンと飲んで台の上でグルグル回るだけでは危険、ということなのでしょうね。

それにしても明日、気が重いです。。。バリウムなんか、大嫌いだ~!