幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

今の実力。

G  8 - 4 M  ◇東京ドーム◇観衆44,965人

M:渡辺俊-高木-小宮山-●藤田(1勝2敗)-川崎-荻野
G:GG-西村-金刃-林-○会田(2勝1敗)-豊田-上原
本塁打】ベニー7号(ロ)、李14号(巨)、早川3号(ロ)
http://www.nikkansports.com/baseball/professional/score/2007/il2007062001.html(ニッカンスコア)

今季の讀賣の強さを見せ付けられましたね。マリーンズは飛車角欠いてるとは言え、終盤は完全に力負けです。前回、マリンで2連勝しましたけど、終盤は防戦一方だったので、ゲーム序盤で突き放せないと今日のような展開になってしまうことは、目に見えていましたが。

ゲームのポイントは4回の俊介のスンヨプへの一球に尽きますね。どうしてこう、マリーンズのピッチャーはお友達に弱いんでしょうか?宏之といい俊介といい、スンヨプと仲が良いのは分かりますが、勝負なのですから厳しく責めきれないのはいかがなものか、と思いますよ。本人にその気が無くても、微妙なところで甘くなるんですよ。だから、スンヨプに打たれた後の俊介、青ざめちゃってました。ああいう微妙なところの制球のズレは、自分でも“しまった”と思ったでしょうから。

それと、ボビ男さんまた藤田使っちゃいましたね。この方、こんなに「勝ちパターン」に拘るようになったとは・・・。やはりボビ男さんの中では、まだまだ藤田は勝ちゲームのピッチャーなんですね。それを痛感した起用でした。ボビ男さんはおそらく、藤田の調整の意味も込めて同点のシーンで起用したのでしょうが、ブルペンでの調子・制球がどうかとか、そういう情報をコーチから受け取って判断したんでしょうか?少なくともすべてのボールが上ずって制球定まっていないように、テレビからは見えましたよ。

私なら、同点のこの場面では、同じテストするなら荻野を起用しますよ。今季の今後の競ったシーンでの起用を考えると、同点なら経験させる価値が大有りです。もし、打たれて負けても、経験として残るでしょうし、無駄になるとは思えません。

でも、藤田だったらどうですか?完全に調子も戻っていない状況で、かつてのネームバリューだけで起用され、失敗してしまったら・・・先日の悲劇の上塗りにしかなりません。誰もハッピーになれない起用なんですよ。

今日の敗戦で、完全に今季の流れが悪いほうへ傾いたように思います。打撃好調だったベニーまで負傷してしまうし。DHのないゲームで殆どレフトに入り、打撃好調ということもあってベースランニングする機会も多かったでしょうから、ベニーの弱い膝は、きっと悲鳴を上げていたんでしょう。長引かなければ良いんですが。

ズレータ、今江、西岡にベニーまで欠いた打線では、今日のゲーム序盤に突き放すことが出来ませんでした。2番に起用された幸一も肝心の4回に凡退してしまい、決定的な追加点を奪えなかったのも、ゲームの主導権をつかみ損ねた原因の一つでしょう。4回の表裏で、完全にゲームのムードが変わりましたから。

しかし、今季の讀賣は強いですね。相変わらずパリーグ買収球団であることには違いないんですが、谷もすっかり復調し、小笠原もサード守ってる割にはちゃんと打ってるし、去年のなんちゃって日替わり打線と違って安定していますね。打線にも粘りがありますし、強さは正直に認めざるを得ないでしょう。

投手陣も尾花コーチの実力発揮、というところでしょうね。上原と豊田の配置転換が見事に成功したのと、金刃や内海のような若手がうまく先発に乗って、防御率もなんだかんだと12球団一ですしね。阿部のリードに成長があったかどうかは、あまり真剣に見ていないので分かりませんが、ピッチャーに球威があるので、多少リードがタコでも抑えられるでしょう。

去年の讀賣を3位、とシーズン序盤で予想した私ですが、(最初に連勝して1位を独走していた頃です)今季は讀賣がこのまま走っちゃう、と予想しています。これは讀賣が強いって言うより、ドラゴンズ・タイガースがコケスギってところです。讀賣に対抗出来るのはベイスターズぐらいじゃないかと思います。今季からセリーグでもプレーオフ導入されるので、このままシーズン1位で讀賣が走って、プレーオフでコロッとベイスターズに負けちゃったら、ナベツネはなんてコメントするんでしょうね。今から楽しみです。