また地震。 - 幕張の風

今日（２００７年７月１６日）、朝１０時１３分頃、新潟県柏崎市を中心とした震度６強の地震が発生しました。
春先に、私の実家のある石川県能登方面で、地震がおきたばかり・・・と言うのに。

台風がやっと去ったところ、しかも連休中と言うこともあり、在宅率も高かった為か、日中の地震にも関わらず、何人もの方の命が奪われてしまいました。亡くなられた方、そしてご遺族の方には、謹んでお悔やみ申し上げます。

今回の日本海側を連続して襲った地震、地質学的には断層の影響、と言うことなのでしょうが、私が気になるのは“原発”です。

能登には、北陸電力の志賀原発があり、柏崎には東京電力の柏崎刈羽原発があります。震源地をニュースで聞いてすぐ、私は「また原発のそばかよ」と、思ってしまいました。

でも、一番怖い原発は、ここだと私は思います。東海地震の可能性が叫ばれておりますが、その地震が発生したときの震源地にもっとも近い、と言われる場所に建っている、原発です。

駿河湾の外、太平洋に面した浜岡原発は、首都圏にも程近い為に、万一の事故の際には静岡県内だけではなく、お隣神奈川県への影響も懸念されています。

原発は、二重・三重の安全措置を施している、と言いますが、そのすべては人間の手では無く、機械の管理に委ねられています。点検を行うのは人間ですが、動くのは機械です。万一の際に安全装置の故障が絶対にない、とは言い切れない部分はあると思います。

私は、何も原発を否定するつもりはありません。現在の電力の需給状態を考えると、原発は無くてはならないものであると、思います。
ただ、地震など天災の前には、人間は無力です。

追加・20070718　柏崎市が事態を重く見て、緊急使用停止命令を出しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070718-00000003-yom-soci

起きた地震、建ててしまった原発は仕方ありません。とにかく、災害が最小限で収まることを祈りたいです。