幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

やっぱり。

参議院議員選挙、やはりマスコミの影響力はすごいですね。

私もちゃんと、国民の義務は果たして来ました。自民党大敗、だそうですがこんな投票率で民意を問うのもどうかとは、思うんですけどね。選挙に行かない人は、無責任過ぎますよ。

年金問題を、何が何だか分からないうちに政権与党の失策のように連日報道し、それに対して批判を続ける民主党・・・という構図が出来上がっていた中では、今回の結果もやむを得ないでしょう。安倍政権の失点があるとすれば、民衆の理解度の低さを楽観視し過ぎたところでしょう。安倍さんがもう少し早く、民主党の年金批判に対して真っ向から対抗していれば、ここまで酷い結果にはならなかったでしょう。

年金の問題は何も自民党に責任がある訳ではありません。自らの仕事を減らしたくなかった役人達のずさんな仕事が招いた結果です。その役人にメスを入れようとした安倍さんに、マスコミに騙されたとはいえNOを突きつけた日本の「民意」の低さに失望しますが、まあ、一般大衆の意識なんてこんな程度なのでしょうね。

これで私の興味は、この選挙後の与野党の勢力の中で分離・再編が起こるのではないか、ということに移りました。民主党の内部にも、憲法改正論者がおりますし、アジア外交を見直そうという意識を持った議員が少なからずおります。そういったグループが、与党の内部で考え方を一つにする勢力と合流してくれれば良いな、などど勝手に空想したりしておりますが。。。

この参院選の結果だけでは、2大政党制への道筋がついたなどと呼べる代物ではありません。単に民衆は、マスコミに煽られて年金問題の失策を自民党の失策と勘違いし、さらに民主党の批判が閣僚の経費処理と言う極めて個人的なやっかみの対象となり易いことに集中した為であって、決して民主党の政策を支持したことによる結果では無いですから。

日本の民主主義が成熟する時は、永遠に来ないのかも知れませんね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070730-00000025-mai-pol