お正月の恒例行事、箱根駅伝を見ていましたら、スポンサーの1社である三井不動産レジデンシャルのCMで使われている曲が、耳に残ってしまい、ついついこのアルバムをデジタル化してしまいました。
- アーティスト: The Beatles
- 出版社/メーカー: Toshiba EMI
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
CMはこちらです。↓
http://www.mfr.co.jp/publicity/tvcm/index.html
ご存知の方は直ぐお分かりになると思うのですが、The Beatlesの“Across the Universe”のカバー曲が使われていました。どうもこの「カバー曲」ってところが許せなくて、「やっぱり本物でしょう」ということで、聴きたくなってしまったのです。
「Let it be」というアルバムは、The Beatlesのオリジナルアルバムでは最後の作品、という位置付けにはなっていますが、実は作成時期はAbbey Roadの方が後になります。スタジオライブのような感じでレコーディングされたLet it beは、デビュー以来プロデュースを手がけていたGeorge Martinの手ではなく、Glyn Johnsにより「Get Back」というタイトルで発売される予定でしたが、アレンジ上の対立などによりThe Beatlesのメンバーがマスターテープを放り出し、最終的には、Phil Spectorのプロデュースで「Let it be」として発表されることになってしまいます。
実際、アルバムの印象も、バンド自体が空中分解寸前の状態ですから、作品の完成度云々を語るレベルの作品では無いと、思います。それでもこのアルバムから、私が惹かれてしまった「Across the Universe」の他に、The Beatlesの代表曲の一つにも挙げられる「Let it be」や「Get Back」などの作品がリリースされています。
解散寸前の逸話にもなっている「The long and winding road」のアレンジも、Philはストリングス(フルオーケストラ)を使った重厚なものに仕上げましたが、作曲したPaulはこれを気に入らず、JohnとGeorgeはいたく気に入ったといういわく付きのものです。後にPaulは自分のソロアルバム(Wings Super Live!など )で、この曲を自分の希望通りのアレンジで再び発表しています。
実は、この本来の「Get Back」を現代の技術で再現し、発表された作品が出ています。
Let It Be... Naked [Bonus Disc]
- アーティスト: The Beatles
- 出版社/メーカー: Capitol
- 発売日: 2003/11/18
- メディア: CD
まだ、聴いたことがないので、Amazonで注文しようかな?
しかし、解散して40年近く経ち、メンバーも半分この世には居なくなっているのに。音楽の力の大きさを感じます。
やっぱり、私の音楽の原点は、The Beatlesです。