幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

心なしか。

私の若い頃と比べると、性犯罪に関する報道が増えているように感じますが、実際のところどうなんでしょうか?梅雨明けして1週間、真夏日の続く日本列島、これから夏本番を迎えるところですが、これからまたこの手の事件が増える季節になって来ます。

インターネットで検索可能なニュースでも、性犯罪に関するものはこのところ増えているように、私は感じておりました。

http://news.fresheye.com/clip/6001992/(フレッシュEYEニュース“性犯罪・わいせつ事件”)

このニュースクリップでも、毎日性犯罪に関するニュースは途切れた事がないほど、報道されることが日常茶飯事になっています。


ただし、実際の犯罪の件数は、以外にも警察庁の統計上は平成15年をピークに、強姦事件・強制わいせつ事件のいずれを取ってみても、減少の傾向を見せています。

http://www.npa.go.jp/toukei/seianki6/h19hanzaizyousei.pdf(80ページから性犯罪に関する記述があります)

強姦事件は 平成15年:2,472件に対し 平成19年:1,766件、
強制わいせつが 平成15年:10,029件に対し 平成19年:7,664件

意外な感じがしますね。感覚的には性犯罪は増加傾向で、尚且つ被害者側も泣き寝入りのケースが減り告訴される事が増えたので、統計的にも増加しているものだと、私は思っていました。


報道が目に付くということは、それだけ世間の目が厳しくなったとも言えますが、こと性犯罪の加害者と被害者のバランスの点でいうと、あまり報道されるのもどうかと考えてしまいます。もし報道させるなら、こういった犯罪を犯した人間が厳しく処罰されたということとか、逃げることも隠れることも出来ず簡単に捕まったという報道も併せてされているのであれば、犯罪への抑止力となると思いますので、報道の意味もそれなりにあるでしょうけど。

しかし、市川で発生したイギリス人英語教師リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件のように、犯人が指名手配されながらも未だに検挙されないなどという事態は、早く何とかして欲しいとしか言えないですね。うまくやれば逃げ切れるなどと馬鹿げたことを考える奴が、出てこないとも限りませんから。


性犯罪を犯す人というのは、再犯性が非常に高いそうです。実際にニュースで知った限りでも、以前にも強姦などで服役した人間が出所後に再犯・・・などということを目にするのも1度や2度ではありません。

加害者、とくにそれが未成年者の場合には更生の可能性を考える・・・ということもあるでしょうが、殺人事件であれば被害者はそこで生きる可能性を永遠に葬り去られ、性犯罪であれば被害者の心に大きなトラウマとを残すことになるでしょう。例え犯人が所定の刑期を終えても・・・です。殺人を犯した人間には自らの死を持って報いること、そして性犯罪者には二度と生殖行為が出来ないような処置を施すことも、私は必要ではないかと思います。

そんな書き方をすれば、所謂人権主義者の方から批判を受けそうですが・・・。
ただ、私は人権は加害者だけの物ではないと、申し上げたいです。加害者の人権に過度に配慮することは、被害者の人権の蹂躙に繋がるように、思うからです。犯罪者は更生など考えず、十字架は一生背負っても良いのではないかと、私は考えてしまうのです。犯罪の抑止の為にも、厳罰は必要だと思います。今年また、新しく心の傷を負う人が、一人でも少なくなるように・・・。


トランスジェンダー、宮崎留美子さんのホームページにあったエッセイです。自らの“強姦未遂”事件の経験を書かれていらっしゃいますが、さすがトランスジェンダーというか、両性の気持ちが分かるだけに落ち着いた描写ですね。

http://miyazakirumiko.jp/Goukan.htm

女性の方は、参考になるかも知れませんね。