幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

やられた。。。

これは、すごく個人的なエントリーです。ただ、あまりに悔しいので、日記として残させて下さい。


海老名の事業所を離れることになり、私は、それはそれで社命として受け入れました。
しかし、どうもそれを親会社の人間に、メーカーとの契約維持のために上手く利用されたようです。

元々私は社長の“息のかかった人間”として海老名へ派遣されましたので、それはたとえ親会社の部長クラスであっても、その意向は無視出来ません。

ところが、この7月のメーカーとの契約更新の話が、一向にうちの会社に知らされません。

どうも、「条件付」の更新、しかも期間限定での更新を突き付けられていたようです。

メーカーとの約束の修理入荷から出荷までの時間の数値や、いったん修理したものが再修理で返ってくる数値が、契約条件を下回っており、それが改善傾向が見られない・・・と言うのが主な理由です。

ただ、入荷から出荷までの時間は、現在の所問題はクリアしています。再修理率も、どちらかと言うとメーカーのパーツクオリティの問題による再入荷が多く、或いは契約するコールセンターの不案内による不可抗力の再入荷、或いは運送会社の事故による再入荷もあり、うちの会社の技術的不備によるものは、ほぼ契約条件下に収まっているものです。

とはいっても、決定的な不備がありました。

システムです。

親会社のネットワーク内に全てのシステムを配置する関係上、うちの会社の都合でシステムを組めません。勢い、こういった「うちの会社の責任ではない」ことを示すデータを作ろうにも、親会社のシステムの制約がきつ過ぎて、思うに任せないのです。


そんな背景がある中で、契約更新の話し合いの時に、この親会社の部長さんはメーカーから「この7月のレビューで、改善の為のロードマップが示せなければ、契約更新はない」と言われていたようです。


更に不幸が重なるように、そのレビューの直前に、私の人事異動が発表されました。
その時は親会社の部長は、私の異動を拒否したのです。ここで逃げられては格好のエサが逃げるという考えだったでしょう。またその時点で、契約更新のダシに私を悪者にして乗り切ってやろうとも思いついたのでしょう。

そこで異動を拒否して7月末まで私を海老名に縛り、その間にうちの会社にメーカーとのレビューで失敗をさせて、「彼らでは改善出来ない。今、数値が悪いのはこいつ(私)がトップを務めているからで、こいつの首を飛ばすから、契約の猶予をくれ」という算段をしていたのではないでしょうか?異動の指令が出ている人間を悪く言っても、うちの社長も責めないと踏んだのでしょうね。

親会社の部長の思惑通り、レビューは散々の結果でした。それもそのはずです。異動の辞令が私に出ていたのをいいことに、レビューの資料の監修を、私に一切させませんでした。これではうちの会社が改善で何に取り組み、これから何をやるのか、説明出来る資料が出来る訳がありません。それは全て私の頭の中にあるのですから。

当然のようにレビューでは大失敗です。何を言いたいのか、何をやっていてこれからどうするのか分からないとメーカーに言われたそうですが、当然です。そのように作っていますから。

ただ、私が許せないのはレビュー中に私が居眠りをしていたとメーカー担当者に指摘されたと、事実と異なることをうちの社長に言って来た事です。寝ていたのは他の人ですよ。私は慣れない英語を理解するのに必死で、眠るどころではありませんから。


おまけに、私の異動後は引継ぎの確認も何もなしです。まるで「お前は無用の長物だったんだ」と言わんが如しです。

親会社の部長さんは、高卒です。努力家で仕事が出来ることは認めます。でも、部長まで昇進出来たのは、親会社の業績不振で、上の仕事が出来る人からどんどん会社を去って行く中で、エスカレーター式で部長まで上り詰めただけのことです。

人格的にも、能力的にも、申し訳ないですが私の目から見てとても部長の勤まる器の人物では、ありません。
何よりも「心」が、この人にはありません。仕事上の関係者を、自分の損得で色分けし付き合うような人です。私とはそもそも「水と油」の状態です。この人の考え方は私とは対極ですから、彼から見れば私はとても目障りで邪魔に見えたに違いありません。

その実、うちの会社でこのメーカーの集中修理センターを運営しようと言う方針の時には、この人はまったく協力してくれませんでした。立場上は協力すべき人であるにもかかわらず・・・です。女性にはやたら優しいくせに・・・あ、単なる女たらしか


この部長さんの考えるように、もし私が泥を被ることでメーカーからの契約延長が取れるなら、喜んで泥を被りましょう。でも、陥れたようにするのは止めて欲しい。こんな汚いやり方で泥を被るのは、さすがに私でも、御免です。

それに何より、この方は市場が見えていません。それと、アメリカ人の契約時の手法を甘く見ているようです。メーカーがこんな条件を突き付けて来ている時は、ほぼ9分9厘、他のところと契約する意向で、単に時間稼ぎをしているに過ぎないのです。準備期間の為の時間稼ぎと思ったほうが良いのです。私なら、このメーカーと補償料(これまでに投資した金額の補填)の交渉に移ります。もう本心は見えていますから、こんな会社を深追いしても無駄です。

実際、私のネットワークにも、その会社がどこかという情報と、そこでほぼ決まりであろうという事までは確認出来ています。私に泥を被せたって、持ってあと半年なのです。

こんなつまらないことで身内に近い人間を陥れるようなつまらない人間には、なりたくありませんね。

人間、“徳”を失っては終わりです。団塊の世代とその子供の世代に、そういう人が増えているのが、同じ日本人として私は恥ずかしくてなりません。