日本のロックバンドの先駆け的存在だったバンド、“LAZY”のドラマー、そしてLAUDNESSのリーダーだった樋口宗孝さんが、11月30日、肝臓ガンの為亡くなられました。49歳でした。
ラウドネスの樋口宗孝さん、49歳で死去
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20081201-435437.html
私と同世代で、自分でバンドやったりロックに傾倒した方ならご存知でしょうが、LAZYそのものをご存知ない方もいらっしゃると思いますのでこちらを。
レイジー ~Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%BC
実は、LAZYの田中さんと井上さんで結成したバンド「NEVERLAND」のローディ募集に、私は応募したことがあります。
武道館のコンサートで、楽器のセッティングなんかを見習いでやった事がありました。
肘の障害でミュージシャンは無理だけど、何とか音楽に関わって行きたい・・・そんな風に考えていたのですが、ローディの“先輩”に諭されました。「ミュージシャン志望だった人間がやるものじゃない。辛いだけだ。まだ嵌り込む前だから、何か他に打ち込めるものを見つけたほうが良い・・・」
その時は本気でたとえローディでも音楽に関わる仕事をしたくて、続ける決意で居たのですが・・・。その先輩の熱い「説得」で、思い止まってしまった私です。
そんな思い出話はともかく、LAZYのアルバムで私の手元にあるのはこれだけです。
自分自身の目指している音楽とはまったく違う種類の音楽でしたけど、バンドとしてはやっぱりLAZY、すごいですよ。
サウンドの完成度と言い、存在感と言い、今の安っぽい商業化した「アーティスト」とはやはり、一線を画す重みを感じます。一言で言えば「媚びていない」価値とでも言えるでしょうか。
しかし、ガンという病気とは言え、49歳とはあまりに若すぎます。早死しちゃうドラマーって多いですね。ジョン・ボーナムといい、ジェフ・ポーカロといい。。。
樋口さんも、強靭な体力と精神力で何度も生死の境から生還していたようですが・・・その精神力を持ってしても最後は病魔に勝てませんでした。
運命って分かりませんね。