ちょっと前のエントリーで、「正義」について、宋文洲さんの記事を引き合いに出して考えてみましたが、同時期に何だかタイムリーな漫画の存在を知ってしまいました。
この漫画を読んで、「正義って、正義の味方って何なの？」などと、哲学的なことを考えてしまいました。
天体戦士サンレッド
http://www.square-enix.co.jp/magazine/yg/introduction/sunred/
TVK（テレビ神奈川）でのみ、アニメ放映されていますが、ネットでも配信されています。
http://www.sunred.jp/
世界制服を企んでいる悪の組織が礼儀正しく近所付き合いもきっちり。“正義の味方”は所謂「ヒモ」で定職にも就いておらず、悪の「怪人」をやっつけるのも格好良く必殺技で退治するのではなくて、単なるチンピラの“ボコる”に過ぎない行為みたいなこと・・・。漫画のネタで面白おかしくやっているだけなのでしょうけど、宋さんの記事を書いたように「正義」についての定義が自分の中でガラガラ音を立てて変わっていく中で、この作品との出会いは、何やら衝撃的ですらありました。
でも、はっきり言って万人にお勧め出来る作品では無いと思います。これを読んだ感想は人それぞれでしょうね。ただひとつだけ言えるとすれば、「優しさは行動の裏にちゃんと隠れている」ってことでしょうか・・・。
アニメのネット配信は、一週間に一話ずつ、金曜深夜のテレビ放映の後で更新されるようなので、ご興味のある方は第１０話お見逃し無いように。
私は悪乗りしすぎで、主題歌のCDまで買っちゃいました。意外とこういう手の音楽って、好きなんです。狙ったものをキチンと表現出来ていて、技術的にもそこそこ、そして売れることだけに気持ちを取られていないこと・・・私が聴きたくなる音楽って、そういう共通点があるように思います。まったく天邪鬼ですね。
Amazonでも売っています。
