幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

結婚ということ。

このエントリーは、あまりに主観的で個人的な内容です。
ご興味のある方だけ、ご覧下さい。




結婚の義務のひとつに「貞操を守る」と言う事があります。
この貞操と言うものは、難しいですね。

結婚生活を維持するのに必要なのは確かですが、この貞操観念を振りかざし相手に無理強いするだけで自らの努力を怠ることは、私はもっと罪深いと思うのです。

結婚は、生まれも育ちも異なる男女が、将来を誓い生活を共に歩んでいくことです。
結婚の時の誓いのそのまま、お互いを思いやる気持ちを維持できていれば、
自ずと貞操は守られるでしょう。
そういう意味では、貞操を守るということには賛成です。

ただ、貞操のみを振りかざし、自分の夫として、妻としての責任を果たさない人は、
一体どうでしょう?

自らは結婚して夫や妻と言う立場に安住し利用するだけで、相手に義務と責任ばかり課している・・・。

亭主関白を気取って、わがままし放題。それでもパートナーは自分を愛してくれている・・・そんな立場に慢心し切って、思いやる気持ちを忘れていませんか?美味しい物を食べさせたり旅行に連れて行ったり、充分に着飾ることをさせるだけでは、夫の責任は果たせません。

家事も半分以上に手伝う、定期的に旅行にも買い物にも出かける。休日には台所にも立って夜の生活でも充分に奉仕する・・・。そうしてもらっているときに、パートナーにあなたは感謝の気持ちを表しましたか?


パートナーが、困っている・嫌がっている・苦しんでいる・・・。
そういうことに、目を向けていますか?
パートナーが自分を思ってこんなことをしてくれている。
そこまで思ってくれている・・・

そういう感謝の気持ちを持ち続けていますか?

貞操は守るだけのものではありません。
夫婦の信頼を維持しながら、築き上げるものだと、私は思います。

私はそう考える人間ですから、息子の母、つまり前妻に“浮気”をされた時でも、私はそれを責めることは出来ませんでした。


単なる性癖で、限りなく別の性的パートナーを求めるということであれば、そもそも結婚には向かないでしょう。
そうでなくて、パートナー以外の異性と、心を許してしまうこと・・・。
これは体の関係がある無いを問いません。
「浮気」というのは体だけの関係です。それが性癖で体だけの関係を求めて回る人ならば、そこでスッパリ別れれば良い。

私は、現実を前にして「私に不足しているものはないのか?何がそこまで彼女を追い詰めたのか?」そう考える事にしました。ここで体の関係があるないに拘泥することが、私にはとても下らないことに思えたのです。

必要なのはこれからどうやって夫婦の形を維持するか。維持できるのか。維持するならばどのような努力が必要で何を解決すべきなのか・・・。それを考えるのが先決で、単純に相手の“不貞”行為だけを責めるのはいかにも身勝手に思えたのです。

結果は離婚でしたが、それは決して前妻の不貞行為が理由ではありません。病気の息子を放置する、世話をしない、時折自制が利かなくなり暴力を振るう・・・これが直接の離婚の原因でした。

結婚すると言うことは、それだけでパートナーに対する「貞操を守る」免罪符を与えることではないのです。
何が何でも、あなたは結婚したのだから私から離れてはいけない・・・それはあまりにも傲慢ではないですか?

貞操を守るべきと思える、感謝の気持ちを持ち続けてもらえる・・・そういうパートナーであることを、自分自身に課し続けてゆくこと・・・それが結婚生活のあるべき姿だと、私は思うのです。