幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

再来。

これは、一応音楽の話題になるのかな・・・?

今日、朝の家事をしながら、何気なく見ていたTBSのサンデー・ジャポンで、10歳の演歌少女がデビューした、と紹介されていました。

「またどうせ、単なる話題づくりで、女の子が利用されるだけだろう・・・」などと、例によって斜に構えて見ていましたら、登場してからの立ち居振る舞い・存在感、そして礼儀正さにびっくりしてしまいました。

10歳の少女が、オーラを放っているんです。歌唱力ももちろんですが、そこに立っているだけで華やいでいる存在感に、私は驚いてしまいました。

演歌少女 さくらまや ホームページ
http://www.shinei-v.jp/sakuramaya/index.html

ホームページは何とも、少女チックですが「美空ひばりさんがデビューしたときも、こんな感じだったのかなあ?」などと、思いながら見てしまいました。そういう思いでさくらまやちゃんをご覧になられる方も多いのではないかと、思います。

惜しむらくは、レコード・CDの市場がどんどん衰退していること、そして演歌のセールスがどんどん落ち込んでいることでしょうか。美空ひばりさんが“国民的”歌手へと育っていったのは、当時歌謡曲の市場が全世代に拡がっていたからだと思うからです。現在はCDよりもダウンロード中心、しかも従来もっともレコード・CDの購買層の中心であった10代が殆ど携帯で全てを済ませてしまうようになり、歌謡曲と呼ばれるジャンルの市場も縮小しています。

演歌を取り巻く環境も、中心となり聴いていた世代はCD店へ足へ運ぶことも殆ど無い年齢へと移行しており、ある程度のセールスを見込める歌手も氷川きよしさんのように特定の世代のみへアピールが強い人だけという惨状です。

これはもちろん、レコード会社の市場への対応の遅れもあります。そしてCDを扱う店舗も、店頭で何かを買おうという気にさせるような店作りになっていません。私も時折幕張でCDを扱うお店へは足を運びますが、まず目当てのCDが店頭にあったことが無いですし、探し当てるまでに大変な労力が必要です。ジャンル分けで並べるというのも、少し見直した方が良いんじゃないかと思うのですが・・・。いきおい、Amazonでポチって購入するばかりになってしまっています。そうそう、Amazonはこの不景気の中でもクリスマス商戦で受注件数の記録更新だそうで。それも分かるような気がします。




ちょっと横道にそれてしまいました。

デビューシングルとなった“大漁まつり”というCDで歌われている曲の歌詞が、愛だの恋だのとかの内容でなく、いかにも演歌っぽい漁師の歌と子守唄と言うところは、この子のキャラクターにも合っていて、いい曲をもらったね、とは思いましたが。

厳しい環境下ではありますけど、その才能を伸ばし生かせるように、育っていって欲しいと思います。