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幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

身から出た錆。

いつになるか・・・とは思っていましたが、意外とあっけなく、その時が来ましたね。

商工ローンのSFCGが民事再生法を申請、負債総額3380億円 ~ロイター
http://jp.reuters.com/article/wtDomesticNews/idJPJAPAN-36615720090222

SFCG(旧:商工ファンド)は、まあ、同業でありながら同業者の反感を一手に引き受けている、一風変わった芸風の会社でした。
それというのも貸金業規制法改正の引き金を引いたのが、この商工ファンド日栄などの商工ローンの過酷な取立てから端を発しているからでしょう。当時は“腎臓を売れ”などという過激な録音テープまで公開され、国会でも問題となりましたが、このときにも政治家は問題の幕引きを急ぐあまり、取立てが問題であるのに金利規制へと問題は転嫁され、出資法の改正という訳の分からない決着を見たのでした。物の道理よりも空気を読みたがる日本人にありがちな決着です。


商工ローン問題解決への緊急提案~全商連

・・・金利が“利息制限法違反”であることとしている以外は、概ね間違ったことは書いていませんね。
http://www.zenshoren.or.jp/shoukai/houshin/houshin/houshin06.html

こいつら(日栄商工ファンド)のやり過ぎだったことは、①無理な貸し込み②過剰なまでの取立て③元本が消費者金融のように小口でない(50万超)にもかかわらず、当時の出資法上限である40.004%で貸付していたこと・・・の三つの点に集約されます。消費者金融業者の貸付も、元本が100万単位となれば、40%近い金利で貸す業者なんて、居なかったですよ。あ、商工ファンド日栄も、断じて「消費者金融」ではありませんから、お間違えなきよう。

どれも、当時の正規の貸金業者であれば、絶対にしないことばかりだったからです。

それが、この、本当に一部の連中の“やりすぎ”で、消費者金融全体に問題が飛び火してきました。
今の、出資法上限が利息制限法と同一化してしまうなんて馬鹿げた法律を生み出したのは、他ならぬこの商工ファンド日栄の功績・・・とでも言えるでしょう。今、金利返還請求や債務整理で儲けている弁護士や司法書士連中は、この商工ファンドに寄付しても罰は当たらないんじゃないでしょうか?

さて、問題は、これが商工ローンだけのことで済むかどうかです。政治家や弁護士は絶対に理解出来ないでしょうが、金利というのはリスクとニーズの兼ね合いで決まるものです。返済能力に欠ければ高い金利を払うのは当たり前じゃないですか?自らのリスクの対価として、金利は支払われるものなのです。金利で優遇されるのはリスクの低い、返済能力の充分な方だけです。そういう原則を無視して、今のようにリスクをペイ出来ないレベルまで金利を法規制してしまえば、中小企業の資金ニーズに応えられる資金調達の方法がなくなります。

不景気不景気って言いますけれど、あなた方が招いたことなのですよ、出資法金利を引き下げた皆さん。