曇り空の夜は 空が優しい
地上の光に 淡く染められたじゅうたんが
安らかな夜を誘う
君が残ると言ったあのときから
この部屋はひとりの部屋
夜空を覆う雲すらも見えない
閉ざされた部屋
月明かりにひとり
枕を濡らした日々
同じ屋根の下で眠れること
こんなにも気持ちが 暖かい
当たり前のことなのに
当たり前に出来ない
そんな日々が過ぎたら
掛け違えたボタンすら
懐かしく思い出されるのだろうか
ひとときの曇り空が
僕をゆりかごへ誘ってくれる
きっといつか 来てくれると信じていた
愛するものと 同じ屋根の下
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