幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

彼我の差。

なんだか、Marinesのホームページが開きませんね。

本日の結果・・・雨にまで見捨てられました。
http://www.nikkansports.com/baseball/professional/score/2009/pl2009050505.html
ニッカンスコア

今日は終日ヒッキーの予定だけに、久しぶりにゲーム頭からしっかり見ることが出来ました。でも、連休でヒッキーって一体・・・(笑)しっかり見たついでに、ちゃんと野球としての私なりの評価をしてみましょうか。

先発は宏之にファイターズは八木。いつもながら宏之はダメダメですね。今日もよくこの雨の中2点で済んだってところでしょう。相変わらず手投げです。力んで速いボールを投げようとすると、それだけで上体がつんのめって、投球動作の後にマウンドの右斜め前方へ身体が倒れます。

昨年の足攣りからの経験が何も生かされていないのでしょうか?コンディショニングをどのように行っているのか聞いてみたいです。上体だけで投げる→下半身の強化は走らずにマシン主体で筋肉つけるだけ・・・球速は出るけどキレと球威がない・・・少しでも甘いと遠くへ飛ばされる・・・キレがないので空振りも奪えない・・・そんなところでしょうか。もし違っていたら指摘してください(私のブログなんて読むわけないか・・・)

今年の投手陣総崩れ見ていても、原因のひとつにフロントと監督の確執はあるでしょうが、グラウンドでプレーするのはあくまで選手個人です。自分の身体の管理を球団任せにせず、自分で積極的に管理してメニューを作って行かないと、本当の意味での“一流”には成れません。

今日はトゥエルビで見ていましたが、解説が有藤さん。あんまり選手に注文をつけない印象がある有藤さんでしたが、それでもMarinesのナインに対して厳しい言葉も飛んでいました。

そんな中でも、Marines投手陣にこういうひと言もありました。
「ファイターズは外野守備で弱い投手陣をバックアップするけど、マリーンズは外野守備でピッチャーに要らぬ負担をかける」・・・おっしゃるとおりで。

どう考えても高校野球のレベルより低い外野手を平気で使うボビー采配には、もうコリゴリです。野球の醍醐味はピッチャーが打たれなければ良いとか、バッターがそれ以上打てば良いとか、そんな博打みたいなものではありません。ヒット性の打球をキャッチしてアウトにしたり、ランナーの進塁を少しでも防ぐような動きをしたり、外野の守備力が高まるだけでピッチャーの防御率は上がり次の攻撃へと繋がるのです。
今のMarinesの守備は、(ボビー体制になってから)外野守備で笑いを取るつもりなのか、それともピッチャーを追い込んで火事場の馬鹿力に期待しているのか、余計に失点させて追いかける気力を育てているのか、そんな風に見えてしまいます。

今日の勝敗を決した理由、と言うより2004年までは好敵手同士だったMarinesとFightersの差がここまでついてしまったのは、単に強化への策をきちんと対応したかしなかったかの差でしかないでしょう。

Fightersは、ヒルマン監督退任の後、日本一にリーグ連覇まで達成し、方針がぶれることなく育成もしっかり、選手のコンディショニングもしっかり、「勝つ」為には何をどうやって作り上げて行くかを考えています。強化された外野守備、コマ不足ながらも何とかゲームを作る投手陣、何よりもゲームの中で個々に何をすべきかをベンチ入りしている選手全員が統一された意識の中でプレー出来ています。

翻ってMarinesはどうでしょう?Fightersと同じように、一足先に日本一はなったものの、そこで取った対策はというと、ボビーへの全権委譲のみという体たらくです。ボビーにはボビーの良い所はありますが、全権委任出来る様な人ではないでしょう。「中央集権化」がコーチ陣の意識を奪い上の顔色ばかり窺うようになってしまいました。
05年当時にはイースタンでも優勝出来る(1軍半の選手が行ったり来たりしていたからですが・・・)力があったのに、今では上も下も・・・の状況です。昨年オフには育成し切れなかった若手も大量解雇してしまっています。

グラウンドの選手も、やる気があるのか無いのか、全然伝わりません。選手の心情を理解せずに固定観念とひらめきだけで起用する監督では仕方の無い部分もありますが、それにしてもグラウンドに立った以上はプロなのですから、もう少し観客へアピール出来るプレーをして欲しいものです。

特に八木に対して無理やり引っ張ろうという意識しかなかった選手には、猛省を促したいです。

今年、井口が入団していなかったら、どこまでこのチームはボロボロになったか分かりません。
今はとにかく井口を見習って、“個の強さ”とはどういうことなのか、“一流”とはどういうことなのかを、しっかり他の選手は学んで欲しいものです。

その前に、井口がMarinesに愛想を尽かして出て行ったりしないか、そんなことも心配ですね。
監督とフロントの間に挟まって苦労もしてそうですし・・・




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