幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

騒ぎ過ぎ。

もう、いい加減にしてほしいものです。
5月末に予定されている息子の修学旅行が、こんなことで延期になってしまいました。


新型インフル、騒ぎ過ぎの代償 マスクが“演出”するパンデミック ~日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090520/195272/


第一、「普通のインフルエンザ」と変わらない感染力と毒性で、しかも通常の抗生物質が効くと言われている「新型ウィルス」を、こんなに恐怖心を持って日本社会に植え付けたのは、いったい誰ですか?

マスコミは他に報道することがないのでしょうか?一連の行き過ぎ報道を見ると頭に来るを通り越し、呆れております。

自分達で煽るだけ煽っておいて、挙句に「正しい情報に基づき冷静な判断をしてください」・・・なんて言い出しているアナウンサーを見ると、「騒ぎを大きくした張本人が、今さら何を偽善者ぶって言い出すんだよ」と、毒づきたい気分に駆られます。

挙句、こんな報道も・・・

週内にも対策切り替え=「季節性と変わらず」-新型インフルエンザ・舛添厚労相

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090518-00000128-jij-soci

政府としても、事態の沈静化の為に「季節性と変わらない」と言うことを口にし始めました。

こういうコメントも出されましたね。今さら遅い様な気もしますが・・・
「屋外でのマスク着用は不要」=他人への感染防止が目的-厚労省
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2009052100963


こういった感染症で本当に注意すべきなのは、

①感染力が一般的な感染症よりはるかに上回る

②現状では有効な抗生物質がない、あるいはあっても効用が弱いか検証されていない


この2点に該当するウィルスが発見された時なのではないですか?

今回の新型インフルエンザ騒動は、上記のいずれにも該当せず、ただ「新型」であるというだけです。それをマスコミは感染者の数と水際検疫体制の報道に終始し、対応方法や実際の感染力を、従来のインフルエンザと比較してきちんと報道したことはありますか?新型のインフルエンザウィルスであれば、例年インフルエンザのシーズンになれば毎年新しい“株” が発見されているではないですか?

大阪や兵庫で実施された学校の休校については、普通のインフルエンザでも取られている措置なので必要なことではありますが、企業までが出張を制限したりするのはいかがなものでしょう・・・。まるで「自分の会社の社員が罹らなければ良い」と宣言しているようなものですよね?

それと、ここ2日程度で「マスクマン」が異様に増えました。今、外出時にマスクをなさっている方にお聞きしたいのですが、一般的に市販されているマスクの効果をご存知ですか?マスクをする目的は病気にかかった方が、他の人へうつさない様にすることが第一義です。マスクをした人の感染を予防する効果はほとんどありません。感染は飛沫感染だけではなく、どちらかと言うと目に見えない唾液が付着した所を触った手からが一番危険です。

こんな大騒ぎの結果、マスクが品切れし、一部では高値で売り買いされているそうです。本来マスクをするべき人にマスクが行き渡らないという結果を招いたのであれば、それこそ不幸なことです。マスコミも、もう少し良心があるなら、まともな事実に基づいた報道を行って欲しいと、切に思います。

マスクしているのに、自宅に帰ったり会社に戻ったりして手洗いをしない人、本末転倒ですよ。すぐにマスクをはずして手洗いとうがいを励行してください。
それとこの程度のことで社内でマスク使用を徹底したり、感染者の発生地域への業務規制をかけるような馬鹿な真似は、常識ある会社であれば行わないで欲しいですね。


にほんブログ村 ニュースブログ