幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

15年。

あの、忌まわしい朝から15年、経ちました。

写真で振り返る阪神大震災 ~ 時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/v?p=earthquake-hanshin_0001

私にとっては兵庫県は息子の実の母親の実家のあるところ、この地震の報道で目にする光景を、ただ呆然と眺めていたことを思い出します。
つい、2週間ちょっと前に居た場所が、こんなことになるなんて。。
年末年始で帰省し、神戸の三宮や元町へ、義母を連れて買い物に出かけたばかりだったので・・・


・・・2007年に、今度は自分の実家が大地震に襲われるとは、当時夢にも思いませんでしたが。

能登半島地震 ~ Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%BD%E7%99%BB%E5%8D%8A%E5%B3%B6%E5%9C%B0%E9%9C%87


阪神大震災では、電話がまったく繋がらなくなり、妻方の実家の安否を確認する電話がうちにひっきりなしにかかって来ました。関西を離れている親族が、息子の実の母以外に居なかったので・・・
私も何度も家から電話をかけますが、まったく繋がりません。当時は携帯も持っていませんでしたので、「公衆電話なら繋がりやすい」と噂に聞いて、北松戸駅前の公衆電話へたくさん100円玉を持って電話を掛けに行きました。すると、不思議なことに1回で繋がったのです。

「大丈夫、みんな元気だよ。家はあちこち傷んだけど住むのに支障はないから、悪いけどそう伝えてもらえませんか?」

電話の受話器のむこうで、義父の声がしたときは、本当に安心しました。
今ではこの震災を知らない若い世代も増えてきたと聞きます。
義弟は「価値観変わった。いつも顔を合わせていてもまったく口もきいたことの無い人たちが、みんなで助け合ってる。ひどい地震やったけど、それだけはなんだか良かったように思う・・・」そんなことを言ってましたっけ。

カリブ海の小国、ハイチの大地震では、略奪や暴動が多く、地震の被害もさることながらこの治安の悪化が救援物資・救援体制に大きな障害となっていると聞きます。

それに比べて阪神大震災での人々の対応は、本当に素晴らしいと思います。困難に直面した人たちがその状況下で、分け合い・助け合うことを優先したのですから。

震災から15年、そんなことを、考えてしまいました。

まーきん。拝