幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

お世話になりました。

北陸・石川県と東京を結ぶ夜行列車、寝台特急“北陸”と夜行急行“能登”が、明日3月12日で、最終の運行日を迎えます。

【鉄道ファン必見】もうすぐ見納め ボンネット型急行「能登」の雄姿
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100220/trd1002201202006-n1.htm

急行“能登”で運行される489系車両は、北陸・石川出身の私にとって、とても馴染み深い、また思い出深い車両です。北陸新幹線が長野まで開通する前は、“特急白山”として運行されていましたので、その頃から合わせると、いったいこの車両に何回乗ったでしょうか。

一番、この“能登”号にお世話になったのは、やはり息子を実家へ預けてまもなくの頃でしょう。当時の勤め先が買収により消滅するまでの約半年間、毎週金曜日の能登号に乗り、月曜の朝、上野に着く能登号で帰ってくる生活を、続けておりました。

今でこそ、深夜の高速バスなどで安価な交通手段が増えていますが、この能登号は急行料金1700円ほどと、金沢までの普通運賃で乗車出来るので、何度も利用しなければならない私にとっては、無くてはならない“足”でした。

それと、この郷愁を誘うボンネット型車両・・・また良い具合に古さを増した風情が、何とも優しい表情をたたえています。

金沢駅で乗客を降ろしたあとの能登号 ~ 産経Web

http://sankei.jp.msn.com/photos/life/trend/100220/trd1002201202006-l1.htm

当時は私も携帯を持って間もない頃、深夜の能登号は高崎駅を過ぎると乗客もまばらで、連休期間や盆暮れ以外には1車両に3人ぐらいと言う日が殆どでした。
それでも、元々電車の窓から眺める夜景が大好きな私は、移動中眠りもせずに(普通の椅子をリクライニングするだけですから、あまり寝ることも出来ないのですが・・・)車窓を流れていく光のひとつひとつに、「あの明かりの下では、どんな家庭があるのかな?」・・・などと思いをめぐらせながら、これから帰って息子と何をしようか、そんな計画を立てて明日への「心のエネルギー」を充足するための、とても有意義な時間を過ごすことが出来る、そんな車内でした。

その最後を迎える能登号に、最近話題の連中が終結しています。

撮り鉄”集結でJR警戒 特急などラストラン 東京・上野

http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100310/trd1003100110000-n1.htm

珍しい車両と言うことは分かります。写真に撮って記念に残したい気持ちも分かります。それでも、電車の運行の妨げになるようなことは、して欲しくないです。
時代に合わないから、消えて行くのでしょうが、そこに思い出をたくさん刻んだ人間の気持ちを申し上げるなら、何事もなく無事にその終わりの時を迎えて欲しい・・・心から、そう祈ります。

能登号、ありがとう。そして、さようなら。