幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

アップル対アップル。

私は仕事上でリンゴのマークのかの会社と取引がありますが、巷の報道でも言われておりますように、最近はちと目に余る「横暴さ」があり、ほとほと困り果てております。

多少、イメージ戦略が成功してビジネスが拡大しているからと言って、調子に乗っているとやがて以前に経験したような、暗黒時代がやってくることを、彼らは気付いていないようです。

本当は、今の仕事上のことを洗いざらい書きたい衝動に駆られますけど(笑)、それはそれ、ビジネスマンとしては守秘義務に反しますので、止めておきます。
その代わりにリンゴの過去の“悪行三昧”を、暴いちゃいましょうか。ご存じない方も、多いでしょうから。どうして私がこんなにリンゴが嫌いか、ご理解いただけると思います。


私が大好きな、というより、既に神格化している伝説のバンド、The Beatles。その発想の斬新さは、音楽界のみならず、事業家としても色々な試みを行っておりました。そのひとつが、アップルコアです。


アップル・コア ~ Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%82%A2

アップル・コアの目指したのは、以下の5つです。

1. エレクトロニクス -- 家電業界に革命を起こす事を目標にデザイン性の高い家電の製造販売
2. 映画 -- 独自性の高い作品を発表する事を目標にオリジナル映画の製作配給
3. 出版 -- ビートルズおよびその関連のパブリッシング全般。主に音楽出版
4. レコード -- いわゆる"アップル・レコード"、およびスタジオ (Apple Studio) の運営
5. 小売業 -- アップル・ブティック(1967年12月7日~1968年7月30日)の企画と運営、コンセプトは「美しい品物が買える美しい店」

現実には、若くして成功した4人の音楽家が、専門外に首を突っ込んだらそれに群がった良からぬ連中のおかげで、膨大な資産を無駄遣いしただけだった・・・というのが、真相ですけど。

このコンセプトって、今のリンゴマークの会社のそれにも、似てませんか?つまりは、そういうことなのです。Steve Jobsという稀代のペテン師が、さも自分の発想のようにビートルズのアイディアを横取りしているに過ぎないのです。
確かにJobsはエンターテイナーです。プレゼンをやらせれば彼の説得力に誰もが舌を巻くでしょう。でも、だからと言ってそれが真実とは限らないのです。彼は、私に言わせれば豊田商事の豊田会長や、商工ファンドの大島会長と同列のペテン師に過ぎません。でもこいつ、私と同じジョン・レノンのファンなんですよね・・・。

スティーブ・ジョブズ ~ Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%96%E3%82%BA


そんなことはともかく、私が今回取り上げたいのは、Jobsの王国・Appleの紋章であるあのリンゴのマークが、Beatlesのレコードレーベルから来たものであること・・・です。そして一度はその裁判に敗れ、Jobsはリンゴの紋章を、音楽ビジネスで使うことを放棄したにも関わらず、黙って使い始めたことに、私は一番の苛立ちを覚えるのです。


アップル対アップル訴訟 ~ Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AB%E5%AF%BE%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AB%E8%A8%B4%E8%A8%9F


どういう裏取引があったかは、容易に想像つきますが、おそらくはアップル・コアのマネージャーがニール・アスピノールから交代し、莫大な金銭と引き換えに、大どんでん返しとも言える決着となったのでしょう。



Apple商標訴訟がついに決着――“Apple”はApple Inc.のものに
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0702/06/news006.html


・・・こうしてエントリーしていてもイラついてくるほど、この件ではこの決着に私はまったく納得していません。後出しじゃんけんをやった奴が、金の力で勝って良いんですか?

それに、リンゴのマークだけではなくて、実はこっちも「パッチもん」(関西弁でコピー品の意味)なのですよ。


マッキントッシュ・ラボ ~ Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%9C

“マッキントッシュ”は、リンゴの品種のひとつ・・・ということに表向きはなっていますけど、このメーカーの名称から来ていることは、Appleがマッキントッシュ・ラボに補償金を支払ったことからも明白です。

しかし、こんなイカサマ会社の製品、どうして有り難がって使うんですかね?私には理解を超えていますよ。

こんな強引なやり方では、いずれ天誅が下るでしょう。



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