幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

植民地。

民主党菅直人首相が、史実をまったく無視した談話を、半ば強引に発表してしまいました。

「改めて痛切な反省」 韓国併合100年、首相が談話 ~ asahi.com
http://www.asahi.com/politics/update/0810/TKY201008100186.html


「韓国の人々は、その意に反して行われた植民地支配によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷付けられた」ことが「歴史の事実を直視する勇気」だそうなのですけど、菅さんは本当に史実をご存知なのでしょうか?

菅さん、まずはあなた自身がこちらの本をご覧になり、こんな下らない談話で無意味な反省するより、よっぽど大切だと思いますよ。

 




韓国の併合が何故行われたのか、そしてそこで日本がどのような統治を行ったのか、当時の朝日新聞が報じた内容を、一冊の本に纏めたものです。これではいくら歴史の捏造が得意な民主党左派の方々も、否定しようがないでしょうね。昔の新聞を今の都合がいいようには、編集出来ませんから。

第一、植民地と言う言葉の意味を、菅さんはご存知無いようですね。

「植民地」大辞林 第二版 (三省堂
(1)ある国からの植民によって形成された地域。
(2)特定国の経済的・軍事的侵略によって、政治的・経済的に従属させられた地域。


朝鮮半島へは、日本から誰かが移民した訳ではありませんので、(1)には当てはまりません。また、経済上や軍事上の侵略があったこともないですし、従属させている訳ではない(あくまで日本の一地方として朝鮮半島は存在し、日本国民と同等の権利を朝鮮の人は有していたからです)ので、(2)も当てはまりません。

それなのに何をもって「植民地」と呼べるのでしょう。史実の認識を改める必要があるのは、菅直人、あなたのほうじゃないですか?

日本統治下の朝鮮で実利を得ていたのは朝鮮であって日本ではありません。日本語の強要などなく、ハングルを使った教科書を日本の国費で作成し教育を行ったのは日本です。殆ど文盲の朝鮮の人々の識字率を上げたにもかかわらず、これで謝罪する必要がどこにあるのでしょう?

イザベラ・L・バード(1831~1904)という、イギリスの旅行家・探検家が、朝鮮半島の日本併合前を記した旅行記があります。

朝鮮紀行 (講談社学術文庫)

朝鮮紀行 (講談社学術文庫)

 




こちらのサイトで、イザベラ・L・バードの残した旅行記の概要を読むことが出来ます。
http://www7.plala.or.jp/juraian/ibird.htm

これをお読みいただくと良く分かりますが、日本への併合前の朝鮮半島がいかに未開で不潔で文化のない地域だったか、その事実を菅首相は知る必要があります。

併合前の李王朝時代の朝鮮(ソウル市内・南大門通り

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私は北京を見るまではソウルを地球上でもっとも不潔な都市、また紹興[中国浙江省北部の県]の悪臭に出会うまではもっとも悪臭のひどい都市と考えていた!大都市、首都にしてはそのみすぼらしさは名状できない程ひどいものである。礼儀作法のために、二階家の建造が禁じられている。その結果、二十五万人と見積もられている人びとが「地べた」、主として迷路のような路地で暮らしている。その路地の多くは、荷を積んだ二頭の雄牛が通れないほど狭い。実にやっと人ひとりが、荷を積んだ雄牛一頭を通せる広さしか無い。さらに立ち並んでいるひどくむさくるしい家々や、その家が出す固体や液状の廃物を受け入れる緑色のぬるぬるしたどぶと、そしてその汚れた臭い縁によって一層狭められている。
それにも拘わらず、ソウルには美術の対象になるものが何も無く、古代の遺物ははなはだ少ない。公衆用の庭園も無く、行幸の稀有な一件を除けば見せものも無い。劇場も無い。ソウルは他国の都市が持っている魅力をまるで欠いている。ソウルには古い時代の廃墟も無く、図書館も無く、文学も無い。しまいには、他には見出せないほどの宗教に対する無関心から、ソウルは寺院無しの状態で放置されている。一方、未だに支配力を維持しているある種の迷信のために、ソウルには墓がないままにされている! イザベラ・バード(朴尚得訳)『朝鮮奥地紀行』 より


日本統治下の発展したソウル

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韓国に謝りたくて仕方が無い人に聞きますが、では朝鮮半島を植民地にする日本のメリットはなんでしょう?
何の資源もなく土地も痩せて農作にも適さず、人々は貧農か盗人しか居ないような国を“植民地”にして、何の利益があるのですか?左系、特に中国・韓国に利する発言をする人々は、得てしてそのような実利的な視点を欠いている判断をします。
自分達の主張に、屁理屈しかないからでしょう。

本当にこれからの日韓関係を改善するならば、日本の自虐史観を捨て国際的にも認知された正しい歴史認識を両国で共有することです。無論、韓国側も、史実をきちんと見つめ直し、イザベラさんの指摘した次のことを、受け入れることも絶対に必要です。

要約して、以下のような意見を思い切って述べる事にする。多くの人口を抱えている朝鮮の状況は、日本かロシアの孰れかの援助を得て次第に改善されるよう運命付けられている。
一、朝鮮は、内部からの改革が不可能なので、外部から改革されねばならない事。
二、君主の権力は、厳しくて永続的な憲法上の抑制の下に置かねばならない事。


歴史上の事実を正しく認識する必要があるのは、韓国、そして中国です。決して日本ではありません。


日韓併合については、こちらのサイトも詳しいですよ。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~senden97/nikkanheigo1.html

 


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