幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

リーダーは群れるな。

サッカー日本代表監督に、アルベルト・ザッケローニ氏が決まったそうですが、コーチ陣など代表チームの要の人選が、早くも波乱含みですね。

ザックに困惑!前代未聞スタッフ7人「個人的立会人」も ~ ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/sports/soccer/news/20100910/soc1009101635001-n2.htm

船頭多くして船なんとやら・・・の例えではないですが、実際にゲームをやるのは他ならぬ選手です。その選手の強み・弱み、欧州勢や南米勢と比較してどこを補いどう補強するか考えるのがコーチ陣で、それが4人とも“腹心”ばかり、それに加えてザックの次回来日時には「個人マネージャ」まで加わるとの事。

更には人選を担当した原博実技術委員長の肝いりで日本人コーチも“入閣”させるなど、個人マネージャまで含めると、総勢で8名にも及ぶ大所帯になってしまっています。

実際に指名されたコーチの方々が、どの程度の力量なのかは経歴も何も分からないとのことですが、なんかここまでの状況を見ていると、どっかのプロ野球チームに似ているな・・・なんて思えて来ました。
監督が引き連れてきた訳の分からないコーチとその取り巻き+αですから、選手を育てる役割よりも、監督を気持ちよく持ち上げる役割のほうが大切なんじゃないかと思えるほど、公明正大ではない人選ですよね?

どっかの野球チームは、その後最初の2年くらいは「劇薬」効果で選手も持っている素質以上のものを出しましたが、3年目以降はご存知の通りの体たらく。組織のトップを張る人が、自分の周りを自分の腹心ばかりで固めることの危うさをそのまま体現した状況に陥ってしまいました。

これがそのままサッカーの日本代表に当てはまるかどうかは分かりませんが、私としては、監督自身が自分の取り巻きで固め、他の意見が吸い上げられない状態だと、最初の頃は上手く回るでしょうが徐々に組織は硬直化して、麻痺して行くと思います。「リーダーは群れるな」・・・私は、組織のトップに立った人間は群れてはいけないと考えています。自分の“取り巻き”を作ると、それ以外の人の風通しは絶望的になりますし、その組織がすべて取り巻きだけで構成出来るはずがないですから。

この野球チームの例えに近い状況に、多分近い将来陥ってしまうんではないかと、こんなニュースを見て思ってしまいました。まあ、最初はカンフル剤効果でそこそこ戦績を残すと思いますよ。でも、それが次回ワールドカップまで続くかと言うと、そうは思えないのです。

私はそのままオシムさん復帰で良いと思ったのですけどね。またはピクシーとか。とりあえずはザックジャパンの船出を見守るとしましょうか。

・・・そうそう、ザック・ジャパンが負けが込んできたら、絶対こう言われるんじゃないかなって思うのです。

ザッケローニ、ふザッケルーな!」

・・・お後が宜しいようで・・・

VPS

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