不況不況と聞くのも嫌なぐらいですけれど、この不況下でも消費量が増えているものがあるそうです。
何だと思いますか?
答えは、「トイレットペーパー」です。でも、売上が増えているって増加ではなくて、使用される重量が増えているっていう、増え方なのですね。
不況でも増えるトイレットペーパー使用量 引用:日経電子版より
日本のトイレットペーパーの使用量(重量ベース)が増えている。日本家庭紙工業会によると、2009年度の出荷高は102万8378トンで、10年前から 12%増加した。柔らかさを出すために薄い紙を使う2枚重ねのダブルに比べて、長く使えるかわりに重い1枚重ねのシングルの利用が広がっているためだ。もともと関東はダブル派、関西はシングル派と言われてきたが、家計の節約志向で全国的に勢力図が変わってきたようだ。
一般的なトイレットペーパーではダブルが長さ30メートルで、シングルは60メートル。ダブルは2枚重ねにすることで柔らかくて肌触りが良くなるが、利用回数はシングルより少ない。
再生紙を利用したトイレットペーパーの出荷だと「関東地区はダブルが約8割、関西ではシングルが約6割」(西日本衛材、兵庫県たつの市)。こうした違いについて製紙業界などでは長らく「お得感に敏感な関西人の気質がシングル重視の背景」と分析されてきた。
もっとも長引く不況がこうした地域特性を小さくしているという。日本家庭紙工業会によると「長引く不況の影響で、関西だけでなく他の地域でも経済的なシングルを好むようになってきている」と指摘する。
その証拠が人口減社会にもかかわらず、右肩上がりを続ける使用量。実はトイレットペーパー1個あたりの重さを比べると、シングルの方が重い。ダブルは柔らかさを出すために、薄い紙を使っているからだ。トイレットペーパーの需要シフトから家計の縮み志向が浮かび上がりそうだ。
「シングル」と「ダブル」でしたら、私は迷わずシングル派です。ダブルで使用されている紙は、柔らかさを出すために密度が薄い感じがして使ったときに頼りないのと、あとは紙の繊維がくっついちゃって取れなくなるのが嫌で、シングル、それもちょっと紙質のしっかりしたものを、今は定番で使っています。
ちなみに、これです。静岡県の丸富製紙というところの製品で、コアレスのワンタッチホルダー対応タイプをいつも買っています。
http://www.marutomi-seishi.co.jp/shohin/sinnasi.html
確かにシングルのほうが、紙の密度が濃いですから、使用重量という点で言えば、同じロール数売れても、シングルのほうが重いので、消費量が増えた・・・ってことのようです。
しかしこんなトイレットペーパーひとつでも、関東圏と関西圏で違うものなのですね。シングルのほうが経済的なのはなんとなく感じてはいましたけど、こんな形で「不況」を感じるとは、面白いものです。
やっぱりみんな生活防衛しているんですね。
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