幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

真っ赤な嘘。

例によって例のごとく、また“彼”が口先番長ぶりを遺憾なく発揮しましたね。

揚水発電」をカウントすれば原発なしでも夏の電力間に合う ~ NEWSポストセブン
http://www.news-postseven.com/archives/20110418_17850.html

菅さんちのなおと君は、そのお友達も含めて都合悪くなると強弁始めるし訳分かんない言い訳始めるしで、本当に困ったちゃんですね。

震災後の混乱に乗じて、なおと君のおうちを除外して始まった計画停電から、東電・政府は夏場の電力危機を煽っています。それで「こんな状態でも原発は必要だ」っていう人を増やしたいのでしょうね。

先日、究極の後出しジャンケンに現職の強力な選挙パフォーマンスで、ドサクサの4期目に突入したかの都知事も、「資源の無い日本で、太陽光や風力で電力が補える訳ないだろ?原発は必要なんだ・・・」などとおっしゃっておられますけど、ちゃんとこの方も「逃げ」は打っているんですよね。汚いなあ

後出しジャンケンの大家がおっしゃった中にもちゃんと除外されている、「地熱発電」。この貴重な資源開発が出来ないのはまったく日本の行政の責任でしょうね。

原発の代わりになる再生可能エネルギーはこの国の地下に眠っている ~ BLOGOS
http://news.livedoor.com/article/detail/5515495/?p=1

件の石原発言で、ちゃんと地熱を除外していることに私は笑ってしまいましたよ。やっぱり、ちゃんと分かっているんですよ。

上流にある銅山の猛毒の水を溢れさせる八ッ場ダムを推進したり、猛毒物質が沸いてくる豊洲に都民の台所を移転させようとするこの方でも、そういう姑息な逃げは打っているのですね。今回の都知事選でこの人に投票した都民の方に問い詰めたい気分ですよ。なんでこんな腹黒ジジイにまた知事させるのって。

地熱発電が日本で普及していない一番の理由は、電力市場の寡占化でしょう。電力会社の既得権の維持の為に、そして電力の安定供給の名の下に電力料金を諸外国と比べて倍以上の水準に保ち、かつ利用者から何重もの税金で金をむしりとったものを原発の地元への交付金として還元するこの強靭な国策「ビジネスモデル」には、地熱発電というクリーンでローコストな対抗馬の存在は、大変に都合悪いのです。

日本で、地熱発電を推進する為には、縦割りの行政・法制を取っ払う馬力のあるリーダーが、絶対必要でしょう。でも、そういうリーダーが出てこない限り、日本は原発の事故の風評で国際的に死んだ国になってしまいます。

福島第一原発の事故があっても、「原発が必要だ」と思っている方は、まだ政府の「原発は資源の無い日本で唯一の発電方法で最もローコストだ」という洗脳に騙されています。交付金や災害対策、そして核のゴミの廃棄費用も含めた原発の発電コストが安いはずがありません。福島第一原発の事故は「あんなこと、あり得ないミスが何重に重なっただけ」「安全対策は万全だから、ここの原発は大丈夫」なんて思っていませんか?

福島第一だって同じですよ。この震災前には同じように考えていたはずです。安全な技術もあるのかも知れませんが、一歩間違うと大変になってしまうのが原子力です。人間はミスをする生物ですから、そこにあるだけで有害で、しかもその処理方法がないものを発生させる発電など、人間がやるべきではないと思うのです。

誰か、ドイツのように原発を即時停止して、代替エネルギーへの切り替えを推進する指導者は、日本にはいないのでしょうか?つくづく日本の政治屋がくだらなく思える、今日この頃です。

もういっそ、地方議員から国会議員に至るまで、全部歳費の支出を止めて手弁当にしませんか?
VPS

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