天皇・皇后両陛下は27日、東北地方・太平洋沖地震で甚大な被害を受けた宮城県を訪れ、避難生活を送る人々を励まされました。
両陛下 南三陸町と仙台を訪問 ~ NHKオンライン
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110427/k10015597291000.html
Web魚拓
その、今日27日のご訪問で、仙台市宮城野区の避難所を訪れた際に、津波で流された自宅の庭に今朝咲いていたスイセンの花を摘んで来ていた方から、皇后陛下にそのスイセンの花を贈られるということがありました。
スイセン属 ~ Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%BB%E3%83%B3%E5%B1%9E
美智子皇后陛下とスイセンとは、こんな由来もあります。阪神大震災の時に神戸・菅原市場を訪れた際に皇后陛下が手向けたスイセンの花を、菅原市場の方々が復興のシンボルとしていたのです。
両陛下、阪神淡路大震災の被災地ご訪問 希望の水仙 1/2
両陛下、阪神淡路大震災の被災地ご訪問 希望の水仙 2/2
皇后陛下は、今日手渡されたスイセンの花束を、東京について飛行機から降りられるときも、しっかりとその手でお持ちでした。
これまで大きな災害の度に現地を訪れ励まされてこられた両陛下ですが、現在の首相の訪問の時の行動と比較すると、本当に頭が下がる思いです。ちゃんとお話をされる相手の方のところまで目線を下げられ、相手の方が例え胡坐をかいていても両膝をそろえてお話を聞かれておられるお姿を拝見して、テレビのニュースの映像ではありますが私などはあまりのことに涙が溢れてしまいました。
この国は、政治がどんなにダメでも、日本国民にはこの両陛下がいらっしゃるから、大丈夫・・・そんな風に思えたニュースでした。
私も、津波で流されたかのように何もかも失ってしまった私生活ですが、このスイセンの花を心に、また新たな思いで頑張らなくては。