ビンラディンの殺害の一報も大きいことは大きいですが、私にはこれはテロとの戦いなんて思えないんですね。報復は新たな憎しみを生むだけです。人を殺しておいて正義も何もあったものじゃありません。たとえその相手が、人殺しだったとしても・・・。
こちらの方も、ずいぶんと「人殺し」と言われたようですが、それで逆切れするのはどうかと思いますよ。
富山県警、２人死亡食中毒を捜査 業過致死傷容疑 ～ ４７News
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011050201000656.html
「生食用などない」“逆ギレ”新たに別の店でも食中毒 ～ ANN Newsチャンネル You Tube
この殺人ユッケを提供したお店は、金沢市に本社を置くフーズ・フォーラス社が運営する「焼肉酒家えびす」です。
http://www.ebisu-net.com/index01.html
北陸３県と神奈川県で焼肉チェーンを展開しています。
菅坂・・・あ、字が違った・・・勘坂社長の２日の会見は、「生食用の肉など日本では流通していない（以下略）」と大声で怒鳴っていましたが、おそらくその後は「生で出して良い肉がない状態で他の店だって出してるから、うちだけ悪いわけじゃない」と、言いたかったのでしょう。
でも、このANNのニュース映像でも触れている通り、厚生労働省の「生食用のガイドライン」は存在しますので、「ちゃんとした基準に合ったものがないんだから、そうじゃないもの出したって悪くない」・・・は通らない話です。
しかも、「菌が出ない」なんてふざけた理由で何年も自社の生肉加工の現場の検査をしていないって言うのですから、今回の事故はそれこそ東電級の人災で、「人殺し」呼ばわりされても反論する資格などないでしょう。
一部では勘坂社長のように若くして起業してチャレンジする人を賞賛する向きもありますが、ろくな社会経験も無くすぐに起業してしまう連中は、「社会のルール」に外れてしまうことに、ブレーキが利かなくなってしまうようです。（この辺は堀江被告のライブドアも同様でしょう）
売れれば良い
儲かれば良い
会社をデカくすれば良い
こんな感覚で「起業」されても、その会社は被害者を生み出すだけです。このフーズ・フォーラスや、ライブドアのように。逆ギレして上告したり自分は無罪だと主張してみたり、或いは取り締まる法律が無いんだから仕方ないなどと開き直る勘坂社長のような人間は、決して「深イイ」話でもないですし、優秀な企業家でもないんです。
私には堀江被告も勘坂社長も、どっちも我利我利亡者の守銭奴にしか、見えません。
