幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

原因。

しばらく更新をサボってしまいましたが、元凶はこれです。

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以前エントリーで修理から返って来たことをご紹介した息子のパソコンですが、返って来た当日に故障が再発しまして、即再修理となってしまっていたのです。

makuhari-windy.hatenablog.com

息子のパソコンが修理に出ている間、私のパソコンを使わせていたのですが、その間に息子がインストールしたソフトでどうも不具合が発生したらしく、Windowsの更新がまったく出来なくなるなど私のパソコンにまで被害が及んでしまったのです(笑)

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息子のパソコンは使用中に急に電源が切れてしまうという症状で修理依頼をしましたが、実はこの症状って原因がはっきり特定出来ないケースが多いのです。「電源切れちゃうんだから修理は簡単だろう?」なんて考える方も多いでしょうが、パソコンの電源が切れてしまうという症状の原因は、

①HDDに不良セクタがありOSが損傷している場合
ビデオカードの不具合で使用しているアプリケーションの起動など負荷がかかると落ちてしまう場合
③電源部品(パワーサプライ)の不良で電圧が降下してしまう場合
④繋いでいるUSB機器の不具合や動作不良で発生する場合

等があり、意外と特定が難しいのです。

電源が切れてしまうという症状は、修理を担当する技術者の力量が問われます。症状が確認出来たら、その原因をきっちり切り分け出来るかどうかが「腕の見せ所」なのですが、どこのメーカーでもお金を生まない修理担当へかける予算など無いに等しいですから、国産の一部を除き外注業者の派遣社員やアルバイトが担当することがほとんどなのです。

あまりパソコンにご興味の無い方は、「相手はパソコンのプロだから原因ぐらい見ればわかるだろう」と、修理を依頼するときに症状について何のコメントもなく修理依頼するケースもあるでしょう。でもそんな“裏事情"を知っている私は、今回の電源が切れるという症状について「どんなときに症状が発生するか?」まで修理受付時のコールセンターへも十分に説明しましたし、修理品の引き取り時にドライバーが受け取りを拒否した修理依頼書に詳細に記入して、HPへ修理依頼をしました。

私も自分で修理もしますので、息子のパソコンの症状を見て、切り分けをしてから「あ、これはパワーサプライの異常だな・・・」とわかっていました。ですので修理に出して10日何の音沙汰も無いときに、「たぶん、切り分け出来ずに放置しているぞ、これは・・・」と思い、私からHPの修理センターへ電話をかけました。

そうしたら案の定、「故障の症状は確認しましたが、部位の特定が出来ないので検証を行っています」と答えるではないですか!!

担当者はビデオカードの不具合とハードディスクのエラーは確認出来たので交換します。それとCPUファンが損傷していますので交換します。」と交換部品についてだけ説明しますが、私が「それで症状が改善出来ますか?」と尋ねると、返答を避けるのです。

私は「この症状は、修理に出す前にエラーログを確認しているから、間違いなくパワーサプライが原因です。ですので、(そちらの技術者が特定出来なくても)予防交換でも何でも良いから必ずパワーサプライは交換してから返却してください。」と伝えて電話を切りましたが、戻って来た修理報告書にはパワーサプライの交換の記録はありませんでした。

結果は言うまでも無く症状の再発です。故障と関係ない部品だけ交換すれば、そりゃあ直りませんよね。

再修理は、私もさすがに相当頭に来ましたので、「そちらの技術力の問題でしょう?だから次は私の指示通りにパワーサプライ、そしてマザーボードにも不良の生じた可能性があるからそれを無条件に交換して出荷しなさい」と、命令してしまいました(笑)それで今回は7月11日入荷で14日出荷と超スピード(笑)修理報告書のとおり、今回はちゃんとパワーサプライを交換していますから、故障もようやく直りました。

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私の今まで勤めていた会社でも似たり寄ったりですが、パソコンの修理の会社の技術レベルを信じてはいけません。メーカーが直接修理を行っているところなんて今はどこにも無いですから、修理委託先はコストダウンしか考えていません。おまけに新品パソコンがここまで値段が下がってくると、古いパソコンを修理して使おうっていう人もほとんど居なくなっていて、修理を生業とする身としては、非常に厳しい時代になりました。

そんな環境下で、品質の高い修理サービスを提供するには、ほとんどボランティア感覚で修理担当の派遣社員やアルバイトに技術を伝えて行かなければ、ならないのです。彼らもまた、「良い仕事をしたい」と考えていても、そういうことを教えてくれる上司や先輩が居ないんですよ。修理現場ではコストの高いベテランは真っ先にクビか配置転換されますから・・・。何でもコストばかり追っかけると、どこかにひずみが生まれます。プロ野球だってそうでしょ?球団経営で問題だからって、ベテランを冷遇しちゃダメなんです。

息子が「イタズラ」した私のパソコン、2009年の12月に買ってからそのまま使っていましたので、初期化再インストールも必要だったんですよね。メンテナンスをしてはいても、OSのどこかにファイルの破損は必ず生じますから。再インストール後はSDカードなどのマルチメディアリーダーもちゃんと動作するようになりましたし、起動もスムーズになりました。それでも初期化した後に繰り返すWindowsのアップデートはもうちょっと簡単にならないものですかね・・・。最新の状態にするまでに何回更新したことか・・・。

現在は私は保存の必要のあるデータ類はすべて外付けのハードディスク内に保存しています。また、使っているブラウザ(Firefox)とメールクライアント(Thunderbird)は、以前のエントリーでも紹介しましたけれど、バックアップも簡単です。但し前回ご紹介したのはWindowsXPの場合ですので、今回はWindows7(64bit)の保存先をご紹介。


※この方法でバックアップを取得する場合は、必ず以下の操作ですべてのファイルがエクスプローラ上で表示される設定にしてください。これをしませんと隠しファイルが保存されずバックアップが不完全になります。

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エクスプローラの“整理”タブから“フォルダーと検索のオプション”をクリックして、「表示」タブの下の「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェックを入れてください

Firefoxは「Mozilla」、Thunderbirdは「Thunderbird」というフォルダが“C:¥ユーザー¥(ご使用中のユーザー名)¥AppData¥Roaming”にありますので、それをフォルダごとコピーして保存してください。
そのフォルダを初期化後に「Mozilla」、「Thunderbird」をインストールしてすぐ、上記のところに新しく出来たフォルダを削除してそのあとでそこにコピーすれば、OKです。

なんだかパソコン教室みたいになっちゃいましたね。でも、自分のパソコンの設定や再インストールほどめんどくさいものはありません。出来ればこんなことはやらずに済ませたいって、思ってしまいますね。
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