第93回全国高等学校野球選手権千葉大会、決勝戦で習志野高校は14-2で東京学館浦安高校に勝利し、優勝しました。
千葉県高等学校野球連盟(TOPページに結果が表示されます)
http://www.chbf.or.jp/
大会結果(Excelファイルが開きます)
http://www.chbf.or.jp/kumiawase/data/h93natsu.xls
今日はもちろん“10年ぶり”の切符をこの目で確かめたくて、QVCマリンに向かいました。
平日の午前中なのに、幕張本郷駅からのバスはかなりの行列でした。私がマリンへ着いたのが9時半前でしたけれど、その時点で習志野高校の1塁側1階席は満席でした。
試合開始時にはちらほら見られた空席も、ゲーム中盤にはほとんど無くなってしまうほど。
平日の日中でこんなに人が集まるんですね(って、何だかとっても人事(笑))
今日の先発はまたまた在原君。何か小林さんに特別感じるものがあるのでしょうね。で、拓大紅陵戦でも緩急織り交ぜた絶妙のピッチングでしたが、決勝も最終回に不運な当たりも絡んで2失点しますが、それでも浮ついたところ無く、きっちり冷静に後続を断ち切るところが見事です。また立ち上がりに牽制球でランナーを二人も刺しているところが、反撃の気持ちを相当萎えさせたんじゃないでしょうか。牽制球は習志野の伝統ですけれど、小林さんからこうやってきっちり、引き継がれていっているのでしょうね。
打線のほうはキャプテン宮内君に当たりが戻って来たことが心強いです。少ないヒット数で、チャンスを確実にモノにする犠打もきっちり決まっていましたし、贔屓目抜きでも今年のチームは本当に地力がありますね。
9回裏に学館浦安の粘りと、打球がことごとくこれ以上無いほどいいところに神がかった軌跡で野手の間に落ちたり抜けたりと、2失点しますが、反撃もここまで。但しあまりにも打球の飛んだコースが良すぎてヒットになっている印象ですので、在原君は動じることなく失点後はきっちり2者凡退で切り抜けます。
ゲームセットの瞬間
一同整列
団旗・・・これ見ると何だか安心するんだよね。
今年は、春の関東大会で優勝したことで、夏のこの大会もAシードで優勝候補筆頭と呼ばれ期待されながらの出場は本当に強いプレッシャーがあったと思います。
小林さんの勝利監督インタビューで、開口一番、震災後に平和に野球に取り組むことが出来ることを感謝なさっていましたが、この場面で、おそらく胸もいっぱいであるところからまずは被災地の方々への配慮から入るところが、小林さんらしいです。
これで10年ぶりに甲子園へと進みます。でも、これはあくまでひとつのステージに過ぎません。高校野球は授業そして部活動の教育の一環ではありますが、ひとつ上のステージに上がらなければ見えないものも多いのです。