10月11日に申し込みをしておりました、純福島産のガイガーカウンター、“ガイガーFukushima”が本日、到着しました。
丁寧な「お詫び状」と共に。
私の購入したガイガーカウンターは、営業支援隊 ガイガーFukushimaの製品です。
営業支援隊 ガイガーFukushima
http://eigyoshientai.jp/
この「ガイガーFukushima」は、Open Geiger Projectのコードを使用して、福島の会社がすべて生産した「純・福島産」のガイガー・カウンターです。ガイガーミューラー管は当初輸入製でしたが、12月中旬以降ガイガーミューラー管も福島産となり、現在の製品はすべて福島産・・・となっているとのこと。
3・11以降、一部でガイガーカウンターが法外な値段まで高騰した上に、ウクライナなど外国製で使用方法やサポートに不安があり、挙句は中国製の測定まで好い加減なものまで出現するなど、「本当に必要なところに、安心して使える製品」が手に入らない状況に陥っておりました。
Open Geiger Projectは、オープンソースでガイガーカウンターを設計し、それを公開する事で安価で良い性能のガイガーカウンターを世に送り出そう・・・というプロジェクトです。
Open Geiger Project
http://opengeiger.com/
同梱されていた取扱説明書です。
液晶画面の下に3つスイッチがあり、真ん中がパワースイッチです。2秒以上長押しでパワーオンとなります。電源が入ってからは真ん中はモード切替のスイッチになり、画面表示や音の出るタイミングなどを変更出来ます。
右のスイッチは表示方法の切り替えスイッチです。押すごとに μSv/h(1時間あたりの放射線量・単位:マイクロシーベルト)→mSv/y(年間積算量・ミリシーベルト)→CPM(1分あたりの放射線量) と切り替わります。放射線量については国の基準もある程度示されてはいますが、どれも確固たる根拠は無いようです。それだけ放射能・放射線についてはまだまだ人類の手には負えないものなのでしょう。
しかし、このガイガーFukushimaは、本当に手作り感がありますね。テスト用として機器についたまま入っていた電池は、なんとモノタロウのもの(笑)。私も仕事柄モノタロウさんには良くお世話になっています(笑)比較的安価で、何でも揃うんですよね。
皆さんもご興味がおありになるのは、「いったい、放射線量って測ってみるとどうよ?」ってことだと思います。私も早速測定。
表示された数値は、「0.12μsv/h」。思ったより高いな・・・と、ちょっと暗澹たる気分になりました。室内でこれですよ。ちなみにうちのマンションの外に出て計測すると、0.22μsv/h。この後、稲毛から幕張へかけてクルマで移動して測ってみましたが、いずれも0.18μSv/hから0.25μSv/hの間でした。
ちなみに、稲毛海岸駅前はこんな値でした。
屋根があると変わるなって思ったのは、今日お買い物で訪れた新習志野のビバホームの
駐車場車内で測った時です。
1分計測で何度か測りましたが、概ね数値は変わりませんでした。
もう、原発の事故は起きてしまっていて、悲しいかな覆水盆に返らず、測ってみてもどうなるものでもないでしょう。でも、変化に気づく事は出来る筈です。そして多くの方がこのように「本当の数値」を知る事で、電力会社も政府も、事実を隠す事が出来なくなるでしょう。
そういう点からも、このOpen Geiger Projectは、応援したいです。
単にコストで言えば、エステー化学からこんな製品も発売されています。
http://www.st-c.co.jp/topics/2011/000387.html
でも、「ガイガーFukushima」は、純福島産で購入そのものが福島の企業への支援になるだけでなく、放射線計測でもガイガーミューラー管を使用しているのでより早く正確に測定することが可能です。
エステーの製品も、より安価で大量にとの考えで取り組んでおられると思うので、これも選択肢としてはとても良いことだと、思います。
このガイガーFukushima、今は注文から1ヶ月から2ヶ月待ちとのことです。せっかくですからこれから営業で移動の都度、測定した数値をご報告したいと思います。それと、稲毛での数値も出来れば毎日ご報告出来るように、でも、イタズラに不安を煽ったりするようなことに繋がらないよう、ちょっと方法を考えてみたいと思います。
オールFUKUSHIMAの放射線測定器の出荷始まる ~ You Tube