2012-02-06 疾風 Poem 狭い闇に閉じ込められた風たちを押し退け 地響きが近づく 逃げ惑う闇の先の 一筋の光が この嵐を司る 通り過ぎる轟音の主の 1枚のガラスの先とは 時の流れが違い過ぎる ひとつ駅が違うだけで ガラスの先と ここと 1メートルも無い 光の距離を 疾風が断絶する ここは 越中島 地上に出れば 広い道を 大型車が我が物顔で通り過ぎる街 地下では 疾風 ぬくもりを求めて 今日はひと駅 戻って帰ろう 君の元へ