幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

カントリー・リスク。

沖縄の尖閣諸島に対して、不当な領有権主張を続ける中国が、さも自然発生的に起きているかのように見せかけて行っている“反日”デモ。

やはり、嘘を嘘で塗り固めるような国は、内部からこうやって崩壊して行くのでしょう。

反日デモは「中国当局が仕組んだ」、美術家の艾氏発言 ~ AFP BB News


どうして日本の「隣国」は、こうも国際的に未熟な国家ばかりなのでしょう?まあ、事なかれで刺激しないことばかり気にするこの国のお役人もどうかしていますが、「人のものを自分のものだと大声で主張すれば自分のものになる」と信じている中韓ですから、対処ももうちょっと毅然とやってもらわないと、日本の対応自体も“国際的に未熟”の烙印が押されても何も言えないでしょうね。

それでなくても中国は東シナ海で日本だけではなくフィリピンやベトナムとも領有権争い(と言ってもどちらも中国の一方的“領有”主張ですが・・・)を続けているのですから、日本としては国際世論を味方につけるような行動をもっととるべきなのです。

尖閣諸島では、相手が日本ですから当局主導でデモを行って略奪行為をするという「手段」をとっていますが、フィリピン相手では相手の弱みに付け込むこんなこともしています。

中国 果実輸入制限でフィリピンをけん制 背景は中沙諸島領有権争いか ~ 大紀元
http://www.epochtimes.jp/jp/2012/05/html/d44234.html

これじゃあ、手口がヤクザ以下ですね。チンピラでももうちょっと理性ある行動をするんじゃないですか?

とまあ、ここまで中国の対応を批判して参りましたが、現在の中国の状況をみると日本の経済、市民生活を左右しかねないようなリスクを秘めていることが最大の問題です。

デモでは日本資本のスーパーへの略奪や工場への破壊行為がクローズアップされていますが、日本で消費している製品の多数が、中国工場で生産されているということも、忘れてはいけません。
コスト優先で中国偏重の生産体制をとっている企業では、下手をすると年末の商戦に向けて、販売する製品の不足が生じる可能性もあります。

9月の下旬で時間的な余裕は殆どないでしょうが、出来れば中国の拠点から主要な生産設備をマレーシアやベトナム、タイ、インドネシアなどへ移動して、中国への依存度を下げないと危険でしょう。

その辺は、生産もすべて自前で行う日本企業であれば可能でしょう。反対にAppleのように生産のすべてを外注に依存するような外資の企業は、拠点の変更も出来ないでしょうから反日デモが反体制にでも転化すれば、それこそ大ダメージになってしまうでしょうね。

このところの中国での「官製デモ」。私はそんな視点でウォッチしておりました。これからの株式投資は、生産拠点が中国以外のメーカーが買いですね(笑)

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