※先月初めにエントリーを上げようと思って、そのまま放置してしまいました。
ちょっとタイミングずれちゃいましたけど、せっかくですのでアップしたいと思います。
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今年も暑い暑い夏が終わったかと思うと、秋を通り越してすぐに冬になってしまったような錯覚を受けるほど気候の変化が急激な昨今ですが、暖房機の燃料も、使えそうだといってとっておいても、悪いことばかり・・・のいい例ですね。
去年の灯油を使ってはいけない! 国民生活センターが警告 ~ 家電Watch
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20131122_624749.html
私の自宅では、暖房はエアコン頼みなので石油ストーブを使わなくなって久しいですが、実家ではファンヒータも含め5台の石油ストーブが頑張っています。でも、灯油ってシーズン持ち越したことはありません。
この記事でもふれていますが、灯油は日光(主に紫外線)により変色(変質)しやすくポリタンクなどに移してしまうとその時点で劣化が始まってしまうからです。
家電品の中でも危険物である灯油を扱う石油ストーブ等は、修理する時にも輸送などで燃料の処理が問題になりますが(宅配便などでは可燃物が含まれる荷物は取扱出来ない為)、たとえ移動はしなくても、シーズンオフなどで長期間使用しない時には、やはり燃料は使い切っておく必要があります。
昔は家電製品でもメーカーの行き届かない製品も散見されたので、使う側も取扱い説明書をしっかり読んで、燃料の取扱いも古い灯油を使わないとかシーズンオフには使い切ったりすることも当たり前になっていたはずなのですが、最近の至れり尽くせりの家電製品では、多少の使用法の間違いも許容されてしまっているかのような錯覚をしがちです。
どんなにしっかり設計された製品でも、想定されない使用法や誤った使用法では製品が故障したり不具合が発生したり、場合によっては火災等の事故の恐れもあるのだとうことを、ちゃんと理解して使って欲しいなと、家電エンジニアとしては思う次第であります。
ぜひ今年の暖房器具の使用シーズンの終わりには、灯油は使い切って、製品の中の灯油まで完全に使い切ったうえでしまって欲しいですね。それが事故を防いで、製品を長く使っていただくためには大切ですから。
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