1年越しの「さくら」、咲きました。
本人が、「まだ後期試験の準備があるから」と、合格発表は見に行かなかったので、私もホームページで発表時間が来るのを待っていましたが、息子の受験番号を確認出来たときは、自分でも意識していなかったのですが何か我慢し続けていたのでしょうね。不意に涙があふれてしまいました。
父親がこんなにドタバタして、普通の受験生に比べればそれこそ何倍も試験に集中出来ない環境にしてしまったのに、センター試験の点数も前年より大幅にアップさせて、二次試験に挑んでおりました。
通っていた駿台予備校でも、成績優秀者で表彰を受けるくらい頑張っていたので、親としては環境を整えてやることが出来れば良かったのですが、突然再婚してみたり事業の失敗があったり、そして昨年は長期間の無収入と凡そ受験生としては望ましくない環境の中で、本当に良く集中してくれたと、思います。
そんな思いもありましたので、私自身も自分で挑んだ大学受験よりも、何十倍も苦しかったというのが、偽らざる心境です。
でも、大学合格が人生のゴールじゃありません。こんな世の中ですから、息子の世代の就職状況なんてどうなることか想像もつきません。まだまだ厳しいことがあると思います。それでも、自分で目標を立てて、そこに向けてきちんと努力をしたこの1年間は、息子にとっても1年の回り道をしただけの価値は生んだのではないかと、考えています。
私の現在の経済状態では、いくら国立大とは言っても学費をねん出することも至難の業ですが、息子の努力に応えるためにも、何とか4年間頑張ります。
まずは、今の仕事を軌道に乗せなくては!