政府与党が提出している「戦争法案」。
これで「普通の国になれる」なんて本当に信じている人がいたらおめでたい。
日本の現状の限られた防衛力では、集団的自衛権の行使は、サッカーに例えるならただでさえがら空きのゴールを放っておいて、ゴールキーパーがフォワードに参加するようなものです。しかもそのフォワードは別のチーム。この法案を論ずる前に、まずは現状の日本の実力を、冷静に評価すべきです。
また、首相である安倍が主張する「日本を取り巻く環境の変化」、しかし日本がしっぽを振って追従しようとしているアメリカそのものが、世界の一番の危機です。中国の軍備力増強より北朝鮮の見境のない脅しより、なにより危険なのが、アメリカ自身。
これまでも平和なところに問題をわざわざ発生させ、戦争を世界中にふりまいているのは、安倍が必死でしっぽを振っているアメリカ自身に他なりません。
古くはベトナム戦争、最近ではイラク戦争しかりです。この考えで言えば日本自身もアメリカの策略に引っかかって、無謀な第二次世界大戦を引き起こしたとすら、言えます。
今回の戦争法案も、元を糺せばアメリカからの圧力。
田原総一朗「安倍首相の安保政策は米国『対日レポート』の丸写しだった」 ~ dot
http://dot.asahi.com/wa/2015061700069.html?page=1
この期に及んで憲法違反をしてまで、そんな国にしっぽを振ってついていく必要など、無いのです。
にほんブログ村