幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

禁止。

少子化が叫ばれて久しいですけど、そんな中でこのニュースに、私は目が止まってしまいました。

4歳半児、約3割がゲーム(日刊スポーツ)

http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20061129-123505.html
食事をしながらテレビを見たり、4歳前からテレビゲームと、子供を取り巻く環境は良くないです。このニュースでは何を伝えたかったのかイマイチ分かりませんが、食事の時間が親の都合で一人きりの個食になったり、テレビが友達の「ながら食べ」になったりと、なんとも淋しいデータが並んでいます。

このニュースの元ネタはこちらです。まだ厚生労働省のホームページでは平成18年度の調査を公表していないですね。(11月30日現在)

第4回21世紀出生児縦断調査結果の概況

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/syusseiji/04/index.html

恥ずかしながら、こんな調査が行われていることは、私はまったく知りませんでした。

調査の目的は、20世紀になってから出生した児童の生活実態を、長期に亘り追跡調査することで、少子化対策のアイディアを出そうって言うことらしいです。

調査の結果は、実際にページをご覧頂きたいと思いますが、こういう調査に協力するということ自体で、子育てに関する問題意識が高い家庭だと思うので、調査結果が本当にニュートラルかというと、怪しい気もします。でもこういった調査を行うことで、自分の家庭が他と比べてどうなのかが少しは分かると思うので、せっかく税金をたくさん使って調査したのですからもう少しきちんと広報して欲しいですね。

この第4回21世紀出生児縦断調査結果を見て、私が気になったことも、最初の日刊スポーツの記事で取り上げたことと同じでした。

まだ4歳以下と小さい子であるのに、コンピュータゲームをやらせたり、一人で食事を食べたりという家庭があることが、気になってしまいました。

とは言ってもうちがどうかというと、食事のとり方は、小学校へ上がるまでは食事は朝は家族一緒、昼食は保育所、夜は一人が殆どで、理想には程遠い状態で息子を育ててしまいました。

テレビについては今でも食事中は見えないように食べさせています。きちんとご飯を食べる習慣が身に付くまでは、“ながら食べ”は厳禁です。息子はまだダメですね。テレビの音だけなら良いですが、画面見ちゃうと口開けて“一時停止”しちゃってますよ。

パソコンゲームですが、これは大失敗です。実家に預けちゃってる間、かなりの時間をパソコンゲームで過ごしていましたので、集中力を欠いたり、ボーっとしたりが未だに直りません。ゲームはどうしても受身になってしまうので、ある程度の年齢になるまでは、絶対に与えるべきでは無いと考えます。出来ればヨーロッパのどこかの国のように、ゲームは発売禁止にしても良いのでは無いかと考えているくらいに、個人的には“子供へのゲーム”は反対です。

ゲーム機やソフトを売っているメーカーには悪いですが、ゲームを提供することで、自分たちが儲かる以外の何があるのでしょう?ゲームがなくたって生活できない訳では無いですし、娯楽ならゲーム以外にもたくさんあります。特に子供の成長に為になるゲームって、ありますか?むしろ子供の為にはゲーム以外のことに興味を持たせることのほうが、より子供には良いのでは無いでしょうか?

私は、ゲームのクリエーター以外には何の創造性ももたらさないゲームを“プレイする”と言う行為は、人間にとって害以外の何者でも無いような気がするんです。

ということで、うちの息子はゲーム厳禁です。とは言っても、他の子と遊ぶ時にどうしてもゲームのある家へ言ってしまうとやらない訳には行かないでしょうから、完全にシャットアウト出来ないのが悩みの種です。

息子はそれを知ってか、ゲームのある子の家へ行って遊んだりしてますけど、ゲームやった後は「様子がおかしい」ので、すぐ分かりますね。完全にゲーム脳状態です。

この21世紀の子供たちは、小さな頃からゲームで脳の活性を奪われていますし、ゆとり教育で低いレベルの義務教育しか受けられないのです。更に食事の時にも暖かい家族のふれあいも無いまま過ごしてしまい、自分が愛され大切に思われていることすら気づかずに育っていくのです。

それに加えて子育てを負担に感じてる親から、愛情を一身に受けて育つと言うことは、とても難しいことだと思います。こんな状態では、この子供たちが大きくなった時の日本が、恐ろしいです。どんな非常識ワールドが待っているのでしょうか?