幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

無理、無駄、無益。

竹内まりやの「クワイエット・ライフ」が発表された頃、最初の妻と別れた。オープニングナンバーの「家に帰ろう」が、尋常じゃないくらい、心に痛かった。

 

初めての離婚、よもや離婚なんて、自分がするとは考えもしなかったから、その状況を自分のこととして考えることがなかなか出来なかった。

 

両親の不仲を、高校時代から見てきた。弟には普通の生活をさせたくて、母に打ち明けられた「事実」は自分の心の奥底に仕舞い込んだ。
父が家庭に殆どお金を入れなくなり、家族らしいことが出来なくなって来たけど、自分のバイト代で母の誕生日や弟の誕生日に、プレゼントを贈ったりもした。

 

そんな父を反面教師として、自分は妻になる女性に、希望することは何でもしよう・・・そう考え実行したから、若くして二世帯住宅を建て義理の両親との同居も受け入れた。

しかし、世の中は優しくすればそれに応えてくれる人ばかりではないことを、これから何度も思い知る事になるとは、28歳の私には想像もつかなかった。

 

最初の妻は、私と別々に暮らし始めて、ようやく私の辛さに気づいてくれた。


「何て思いやりのないことをあなたにしてきたの」


そう詫びてくれたけれど、私の負った痛手は精神面であまりに大き過ぎて、向精神薬が手放せないレベルになってしまっていた。


別れて初めて気づく・・・と言うのは、やはり相手が自分の思い通りになるという慢心からくるのだろうか?

 

どんなに、「これはこの人の為なんだ」と自分を抑えていても、それを感謝して受け入れるまでとは言わないが、それを気づくことすら出来ない人に対して続けることは、抑える側の単なる自己満足の自傷行為に過ぎない。

 

これは結婚に限らないかも知れない。

仕事における人間関係でも、同性同士の友人関係でも同じだろう。

まずはコミュニケーション。相手を大切に思い、力を貸したいと思うなら、まずは話し合いから。
通じないなら、手を付けるべきじゃない。

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